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◆第一句集
家郷の山河の自然の懐は深く、自然の恩寵と季のある暮らしに感謝して、日々の哀歓を正直に詠んで参りました。気がつけば俳句は私の人生の杖となっていました。句集『手紙』は亡き両親と師へさまざまな思いを籠めたメッセージでございます。
(帯より)
◆自選十五句
すこし病みすこしもの見ゆ夜の秋
人日の山見て山のものを食ぶ
けふすこしイエスを信じ黒葡萄
どくだみのわけても白き月夜かな
金輪際水着嫌ひを通しけり
みづうみに山の星降る金魚玉
父逝きて母逝きていま花辛夷
薬局に野の花挿して休暇明
数珠玉や遥けきものに父の愛
働けるまでは働く桃の花
*
[みやおなおみ(1949〜) 「 朝」同人]
序文:岡本眸
跋文:冨田正吉
装画:宮尾千鶴子
四六判上製カバー装函入
240頁
2010.11.19刊行