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◆第一句集
ひたむきに子育てや仕事(教職)に邁進するとともに、俳句表現の魅力にひかれて著者は十六年間にわたって黙々と作句、投句を続けてきました。
『花日誌』には、四十代から六十代に至る一人の自立した女性の生き様を多面的、かつ真摯な姿勢で詠んだ句が多く集められています。
(帯より:楠戸まさる)
◆自選十句
ひと筆に濃淡の出て山桜
天上を恋ひて高きに桐の花
いらいらを螢袋に封じ込め
藁塚に懐あらば抱かれたし
豊の秋むかしむかしの山河あり
艶めける炎見つめて菊を焚く
ときを待つ姿美し冬木立
まんさくや受け容れてみむ禍も福も
花種を蒔きてしたたむ花日誌
定年の区切りの授業春きざす
*
[たかくらあきこ(1949〜) 「狩」会員]
序:楠戸まさる
装丁:君嶋真理子
四六判並製カバー装グラシン巻
206頁
2010.10.22刊行