書籍詳細

山田弘子句集『月の雛』(つきのひな) [9784781402505]

販売価格: 2,667円(税別)

(税込: 2,934円)

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◆最後の第七句集
灯を消して月の雛としばらくを

月明かりのただ中にひっそりと座す作者。
閑寂な闇があたりをおおう。
雛の目を見つめ作者の胸に去来するものは……
今となっては月の雛のみがそれを知る。

最後の第七句集
(帯より)


◆山田佳乃抄出
散りたくて散りたくて冬桜かな
鳥獣は眠り桜は星のもの
野にあればことばは光露滂沱
風に斧あづけ蟷螂枯れゆくか
プールより上り真青のタオル巻く
山寺の昼の深さをばつたんこ
鳳作に惚れて上布のをんなかな
汗の子が三人居候一人
懸大根母を隠してそれつきり
ポインセチア真正直の赤なりし



[やまだひろこ(1934〜2010)]
装丁:君嶋真理子
四六判上製カバー装
238頁
2010.07.11刊行
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