書籍詳細

榎本好宏句集『祭詩』(さいし) [9784781400884]

販売価格: 2,476円(税別)

(税込: 2,724円)

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第33回 俳人協会賞 受賞!

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◆第七句集
集名「祭詩」は唐の詩人、賈島(かとう)の故事に拠った。賈島は大晦日の晩、自作の詩をまつり、自らの苦心を慰めた。その故事が、この四年の私の日常に通うところがあったような気がする。


◆自選十句より
氷旗太宰入水の日なりけり
角切りの鹿の埃や墨買ひに
麦秋の飯粒(いひぼ)乾びし狐塚
参道に鯵の風干し尾が反りぬ
五山いま柿衣(かきそ)の色に年詰まる
梟にリラの匂ひを聴きにゆく
犀星の句の青梅に及ばねど
翁忌の明くれば霜の嵐雪忌
打出しも寒満月もその頃に
宇治氷好きで詩のほか知らなくて


[えのもとよしひろ(1937〜)「杉」「件」同人 「會津」選者]
栞:阿部完一 石田郷子 櫂未知子 黒田杏子 西村和子 仁平勝 橋本榮治
  星野高士 細谷喨々 山下知津子 横澤放川
題字:文字耕房
装丁:君嶋真理子
四六判上製カバー装
194頁
2008.11.28刊行
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