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帯・後藤比奈夫
かけ声の蔵に満ちをり秋洗ひ
著者は八女の喜多屋酒造の蔵主夫人。御自分の酒蔵やそこで働く人たち、そこで出来上る酒にはとりわけ温くも厳しい目が届く。冬の仕込みに向かって、蔵中の物を洗いに
洗うのであろう。掛声が蔵に満ち満ちていて素晴らしい気迫に溢れている。(後藤比奈夫・帯より)
●作品紹介
名刺持つ帰省子の顔頼もしき
きらきらと光る娘の洗ひ髪
吟行の昔乙女に秋麗
櫨紅葉八女の乙女の恋の色
ともかくも自家の新酒の酔心地
六角の煙突の美し寒の蔵
三代の女畏み雛の前
雛作る八女のにぎはひ雛祭
奥八女の自慢もまじへ新茶汲む
初夢や富士の代りに阿蘇を見て