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枯枝に小鳥長くはとどまらず
炬燵なき暮しに馴れず膝淋し
桜散るやさしき光ふりこぼし
花に手を触れてゆく子や肩車
しっかりした写生の目に裏打ちされた作品を収めた第一句集。
●著者略歴
大正13年1月23日東京に生る。昭和48年東京女子大学同窓会主催俳句会「茜会」に発足と同時に入会、今井つる女先生、今井千鶴子先生に師事して三十年、現在に至る。最初「玉藻」に投句、後に「晴居」に入会し、高木晴子先生の教えを受けた。又、ホトトギスに入会、藤松遊子先生の秋草会に入れて頂いた。先生亡きあと木村享史先生にご指導頂いている。現在「惜春」「ホトトギス」に投句。日本伝統俳句協会会員
