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◆ 著者第一句集
この句集は、浜崎浜子作品集であると同時に、高知の、四国の、いやオール「藍生」の仲間のつくり上げた共同の果実でもある。この作者の、ひろやかに開かれた、すこやかな人間性は、接する者すべてをあたたかく、たっぷりと包み、限りなく励ます。黒田杏子(序文より)
次の間にその次の間に月さして
むらさきの寒三日月も土佐の国
涼しさにシャンパンを抜く涼しさや
月待てば大きく昇る花の上
風信帖一字一仏寒日和
文机に弥生の星座降るごとく
土佐湾に風音のなき冬銀河
序文・黒田杏子 跋文・藤平寂信
装丁・君嶋真理子 四六判上製カバー装 200頁
●著者略歴
1926年10月28日長崎県平戸生まれ。1950年大阪女子医専(現関西医大)卒。1953年高知市立市民病院耳鼻科勤務、13年間在籍。1970年高知市百石町にて耳鼻科開業現在に至る。1974年関西医大耳鼻科専攻生として7年間在籍、学位取得。1992年「藍生」創刊を知り入会、現在に至る。1997年藍甕賞受賞。現在、「藍生」会員。俳人協会会員