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◆現代俳句文庫
花茨此の世は遠きランプかな
春昼の白足袋歩く形に脱がれ
生きていて死ぬことありや杜若
既刊の4冊から自選した400句を収録した句集。
◆収録作品
句集『イヴ』抄
『天然』抄
『月の花』抄
『微笑』抄
◆解説
夏石番矢
皆川 燈
●著者略歴（なると・なな）
本名・神谷くに子。1943年、旧朝鮮・京城にて生まれる。祖父鳴戸馨舟、父鳴戸四風も俳句を詠んだ。1976年、永田耕衣主宰「琴座」に入会、翌々年、同人。1979年、清水径子、中尾寿美子、江川一枝と「らんの会」結成。1992年、「豈」に同人参加(2003年、「豈の会」退会)。1997年、「琴座」終刊。同年、第四十九回現代俳句協会賞受賞。1998年、清水径子らと同人誌「らん」創刊、発行人を務める。現代俳句協会会員、国際俳句交流協会会員、日本文芸家協会会員。共立女子大学教授。
