ふらんす堂オンラインショップ
https://furansudo.ocnk.net/
出版社ふらんす堂のオンライン・ショップです。俳句・短歌・詩・エッセイなどの出版物を刊行しております。自費出版も承っております。
55
ja
ふらんす堂オンラインショップ
2024-03-28T10:52:22+09:00
-
種谷良二句集『蟾蜍』(ひきがえる)
https://furansudo.ocnk.net/product/2862
第19回日本詩歌句随筆評論大賞俳句部門奨励賞、第26回自費出版文化賞特別賞受賞!
◆第一句集
蟾強かヒトは愚かや戦なほ
首都東京の一角に現れる蟾蜍を身に近く詠い、その時に即して詠う自在さ...
第19回日本詩歌句随筆評論大賞俳句部門奨励賞、第26回自費出版文化賞特別賞受賞!
◆第一句集
蟾強かヒトは愚かや戦なほ
首都東京の一角に現れる蟾蜍を身に近く詠い、その時に即して詠う自在さがここにある。
(序・江崎紀和子)
◆自選十二句
人の手に余る神の火春霙
その年のこと語りつつ梅酒酌む
してみむとてするなり我も日傘さす
陋巷に虹見る人と見ぬ人と
雁風呂や草木に神の宿る国
爬虫類ショップ静かや夏の月
初鰹ちよいと厚めに切つとくれ
蟾蜍土下座の姿して不遜
冬の海人拒むなり拒むなり
ゆつくりと燗は銚釐で外は雪
八月に貼り付いてゐる昭和かな
オリオン座教ふる父の喉仏
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[たねやりょうじ(1958〜)「櫟」殻斗同人]
序:江崎紀和子
跋:櫛部天思
装丁:君嶋真理子
四六判並製小口折表紙
214頁
2022/05/20刊行 ]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2500
2024-03-28T10:52:22+09:00
shop
-
大木満里句集『夏祓』(なつはらえ)
https://furansudo.ocnk.net/product/3050
◆第一句集
ハミングはひとりの歌よ春深し
満里さんの生きる姿勢が見える作品である。
満里さんは自分の心を詠む深いところに行きついたようだ。
(序より・中西夕紀)
◆中西夕紀推...
◆第一句集
ハミングはひとりの歌よ春深し
満里さんの生きる姿勢が見える作品である。
満里さんは自分の心を詠む深いところに行きついたようだ。
(序より・中西夕紀)
◆中西夕紀推薦十二句
諭す子のその手をにぎり冬茜
雑踏に深くかぶるや冬帽子
一村の一揆のごとき祭かな
あたたかや川へ放てる父の鯉
物置に父の義足よ石蕗の花
白梅の空一隅のひかりかな
言葉みな気体となりて油照
噴水のひかりのかけら手に拾ふ
ハミングはひとりの歌よ春深し
青竹の打ち交ふ空や墓洗ふ
風鈴の音に洗はれ夕餉かな
虫の音と息を合はせて寝ねにけり
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
[おおきまり(1949〜)「都市」編集委員]
序:中西夕紀
装丁:君島真理子
四六判並製カバー装
188頁
2024/03/31刊行]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2700
2024-03-28T09:55:36+09:00
shop
-
【予約受付中!】阪西敦子句集『金魚』(きんぎょ)
https://furansudo.ocnk.net/product/3052
★予約分の発送は2024年4月5日以降を予定しております。
◆第一句集
ラガーらの目に一瞬の空戻る
稲畑汀子の言葉として「見るから観るへ」というのがある。これはただ眺めるだけではなく、その奥...
★予約分の発送は2024年4月5日以降を予定しております。
◆第一句集
ラガーらの目に一瞬の空戻る
稲畑汀子の言葉として「見るから観るへ」というのがある。これはただ眺めるだけではなく、その奥にある季題の本質を探ることが大切であるという意味だが、まさにそれを実践した素晴らしい作品群である。
(跋より・稲畑廣太郎)
◆句集より
人の上に花あり花の上に人
俎も菜箸もまた独活の香に
金魚揺れべつの金魚の現れし
香水を濃く幻に飽きやすく
松分けて来たる光は秋の海
秋祭ある沿線やすこし飲む
焼藷の大きな皮をはづしけり
寒卵片手に割つて街小さし
初鴉道うつとりと眺めをり
東京に友人多し絵双六
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
[さかにしあつこ(1977〜)「ホトトギス」同人「円虹」所属]
跋・稲畑廣太郎
装画・イラスト:阪西明子
装丁:和兔
四六判情勢フレキシブルバックスタイル
290頁
2024/03/31刊行
]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2800
2024-03-27T09:36:52+09:00
shop
-
村上鞆彦句集『遅日の岸』(ちじつのきし)
https://furansudo.ocnk.net/product/2109
◆第39回俳人協会新人賞受賞!
◆待望の第一句集
沖群青外套の胸開けて立つ
俳句を手放さずに、と書いたが実際は逆で、俳句の方が私に寄り添ってくれていたのに違いない。
(あとがきより)
...
◆第39回俳人協会新人賞受賞!
◆待望の第一句集
沖群青外套の胸開けて立つ
俳句を手放さずに、と書いたが実際は逆で、俳句の方が私に寄り添ってくれていたのに違いない。
(あとがきより)
◆自選十句
花の上に押し寄せてゐる夜空かな
鳩は歩み雀は跳ねて草萌ゆる
投げ出して足遠くある暮春かな
初夏の木々それぞれの名の眩し
吊革のしづかな拳梅雨に入る
松の影ゆれて松風蟻の道
振り消してマッチの匂ふ秋の雨
団栗の青きが握り拳の芯
秋の雲いくつ流れてシャツ乾く
枯蟷螂人間をなつかしく見る
あをぞらをしづかにながす冬木かな
ガラス戸の遠き夜火事に触れにけり
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
*
[むらかみともひこ(1979〜)「南風」主宰]
装丁/写真:間村俊一
四六判フレキシブルバックカバー装
172頁
2015/04/27刊行]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2500
2024-03-26T09:10:37+09:00
shop
-
関谷恭子句集『落人』(おちうど)
https://furansudo.ocnk.net/product/3053
◆第一句集
笹百合や落人を祖と唄ひつぎ
恭子さんの遠つ祖は、源平の戦に破れ飛驒の山中に生き延びた人達である。人間との殺戮の後に待っていたのは、厳しい自然との闘いであった。
此に恭子さんの曾祖...
◆第一句集
笹百合や落人を祖と唄ひつぎ
恭子さんの遠つ祖は、源平の戦に破れ飛驒の山中に生き延びた人達である。人間との殺戮の後に待っていたのは、厳しい自然との闘いであった。
此に恭子さんの曾祖父のエピソードを一つ揚げよう。彼は熊撃ちの名人であった。生涯に九十九頭の熊を撃ち、遂に百頭目で熊に遣られこの世を去った。
――――この雄勁
一方、笹百合は幾星霜に亘り地下で命を繋ぎ、あの清らかな花を咲かせる。
――――この嫋々
この二つの性状を合わせ持って恭子さんの作品は生まれる。
識っているだろうか。真に美しい花には毒があると言う事を。美しく育てられ美しい恭子さんにそれを求めるのは単に無いものねだりだろうか。
とまれ、恭子さんの春秋は明るい。
(序より・渡辺純枝)
◆自選十句
啓蟄や小窓隔てて買ふ切符
フェルトに沈む文鎮花の冷
素粒子をとらへよ飛騨の秋澄めり
病む人に小雪の日のやはらかし
笹百合や落人を祖と唄ひつぎ
嘴から突つ込んでゆく茂りかな
猪垣や人寄せつけぬ昼の闇
襞といふ濃く深きもの春思にも
梅花藻の花なきところ水を汲む
選ばれて牛は荷台へしづり雪
[せきやきょうこ(1963〜)「濃美」同人]
帯:渡辺純枝
序:加藤かな文
装丁:君嶋真理子
四六判上製カバー装
204頁
2024/02/28刊行]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2800
2024-03-19T18:06:48+09:00
shop
-
大木梨英子句集『余花の空』(よかのそら)
https://furansudo.ocnk.net/product/3051
◆遺句集
余花の空かよはぬ言葉つみ重ね
母と約束していた句集をやっと出すことができた。
句集を読んだ人達が、春におくれて咲く桜を見たとき、母のことを思い浮かべて下さったら幸せです。
...
◆遺句集
余花の空かよはぬ言葉つみ重ね
母と約束していた句集をやっと出すことができた。
句集を読んだ人達が、春におくれて咲く桜を見たとき、母のことを思い浮かべて下さったら幸せです。
(あとがきにかえてより・大木あまり)
◆収録作品紹介
漣に明暗のあり燕くる
廃品の輝き燕空を切る
Gパンの好きな娘とゆく杉菜道
坂多き町に住み慣れ白つつじ
地味なもの着て気安さよ風薫る
祖母育ち祖母となりけり夏蕨
薔薇咲くや猪口一杯の酔ひごこち
黄薔薇や酔へば救ひのあるごとし
みんみんの夜を鳴きをり子安神
[おおきりえこ(1905〜1998)]
あとがきにかえて:大木あまり
装丁:君嶋真理子
四六判変形並製小口折表紙
68頁
2024/03/03刊行]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2200
2024-03-19T18:05:50+09:00
shop
-
鈴木総史句集『氷湖いま』(ひょうこいま)
https://furansudo.ocnk.net/product/3054
◆第一句集
どぶろくの瓶の吹雪を飲み干しぬ
『氷湖いま』は異彩を放つだろう。すなわち、地方に立脚するのみの風土詠ではなく、かといってのっぺりとした都市風景でもなく――誤解をおそれずに...
◆第一句集
どぶろくの瓶の吹雪を飲み干しぬ
『氷湖いま』は異彩を放つだろう。すなわち、地方に立脚するのみの風土詠ではなく、かといってのっぺりとした都市風景でもなく――誤解をおそれずにいえば、「洗練された風土詠」ということになる。
序より・櫂未知子
跋・佐藤郁良
栞・橋本喜夫
◆自選十句
立子忌の咲いて名前も知らぬ花
生きるにはふるさとを欲り夏蜜柑
血の記憶ありさうな孑孑ばかり
メロン食ふたちまち湖を作りつつ
わたつみの光なら欲し葡萄棚
林檎狩脚立にすこし海の香
虫籠を湖の暗さの物置より
さざなみは船に届かずカーディガン
灯を点けて塔の全貌夜鳴蕎麦
ためらはず踏め樏の一歩目は
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
電子書籍はこちら(Kindle) ≪3/25配信予定≫
[すずきそうし(1996〜)「群青」同人、「雪華」同人]
序:櫂未知子
跋:佐藤郁良
栞:橋本喜夫
装丁:和兔
四六判並製カバー装クータバインディング
188頁
2024/03/03刊行
]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2500
2024-03-19T11:52:44+09:00
shop
-
關茂子句集『水声』(すいせい)
https://furansudo.ocnk.net/product/2869
●第二句集
初釜や帯に挟みて緋の帛紗
磯菊や沖の白雲幾重にも
寝返りに香りの添ひぬ菊枕
著者の關茂子さんは、北陸高岡にあって、茶道と俳句に精進を続けてきた。その真摯な姿勢は、一句一句の風姿...
●第二句集
初釜や帯に挟みて緋の帛紗
磯菊や沖の白雲幾重にも
寝返りに香りの添ひぬ菊枕
著者の關茂子さんは、北陸高岡にあって、茶道と俳句に精進を続けてきた。その真摯な姿勢は、一句一句の風姿に反映されている。長年のたゆまぬ努力の成果が、本句集としてまとまったことを喜びたい。
(帯・鷹羽狩行)
●片山由美子推薦十句
鐘撞けば応ふるごとく雪降り出す
結局は何処へも行かず水を打つ
扇風機止まれば波の音聞こゆ
初雀残る一羽も飛びゆけり
大和路の山まろやかに仏の座
噴水の飛沫のとどく花時計
種採るや種に聞かるるひとり言
海鼠きざまれてなほ箸のがれんと
立山を据ゑ初凪の富山湾
ゆふぐれをまたず落ちけり沙羅の花
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[せきしげこ(1930〜)「香雨」創刊時同人]
帯:鷹羽狩行
帯句:片山由美子
装丁:君嶋真理子
四六判上製カバー装ビニール掛け
174頁
2022/07/04刊行]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2800
2024-03-14T16:48:42+09:00
shop
-
折島光江句集『助手席の犬』(じょしゅせきのいぬ)
https://furansudo.ocnk.net/product/3038
◆第一句集
体ごとぶつかつて来し春立てり
彼女の句には、頭でつくった想像の句はほとんどない。自分の目を信じ、自分の心に触れた句しかつくらない。それが彼女の俳句。だからどの句も手堅い把握が表...
◆第一句集
体ごとぶつかつて来し春立てり
彼女の句には、頭でつくった想像の句はほとんどない。自分の目を信じ、自分の心に触れた句しかつくらない。それが彼女の俳句。だからどの句も手堅い把握が表出されている。
序より・石寒太
◆自選十句
やはらかき真夜のありけり梅匂ふ
助手席の犬睡りをり春の雲
しやぼん玉こはれ未来の端にをり
百人の目の並びをり冷房車
殺生のあとの指さき秋暑し
こほろぎも命あるよと犬に言ひ
少年のひろきてのひらやんまの死
再会の言葉少なし檀の実
生返事の夫へ甘鯛かんばしき
明日のある日常が好き青木の実
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
[おりしまみつえ(1948〜)「炎環」同人]
序・石寒太
装丁:君嶋真理子
四六判並製カバー装クータバインディング
230頁
2024/02/08刊行
]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2600
2024-03-14T15:19:37+09:00
shop
-
丸山陽子句集『鎚音』(つちおと)
https://furansudo.ocnk.net/product/3042
◆第一句集
鎚音を子守唄とし子の昼寝
作品を通して感じるのは、来し方に縛られることなく、日々新しさを求めて歩み続ける陽子さんの姿である。
序より・中根美保
◆自選十三句
連凧...
◆第一句集
鎚音を子守唄とし子の昼寝
作品を通して感じるのは、来し方に縛られることなく、日々新しさを求めて歩み続ける陽子さんの姿である。
序より・中根美保
◆自選十三句
連凧のしんがり自由自在なり
金箔を置けば夜なべの華やげり
辻地蔵めでたき色を重ね着る
秋の灯や道具をつくる道具たち
鎚音を子守唄とし子の昼寝
膝送りして炉話の続きをり
こどもの軍手おとなの軍手大根引
赤い羽根たひらな声を合はせをり
金つ気の残るてのひら雛あられ
赤とんぼ壁あるごとく引き返す
空の一点破りて鷹の戻りけり
糠床の機嫌よき香や夏来る
鞴祭鉄のにほひを懐かしむ
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[まるやまようこ(1946〜)「一葦」同人]
序:中根美保
装画:丸山陽子
装丁:和兔
四六判フランス装カバー装
242頁
2024/02/26刊行]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2800
2024-03-14T15:19:02+09:00
shop
-
酒井久美子句集『絵本の海』(えほんのうみ)
https://furansudo.ocnk.net/product/3049
◆第一句集
ふらここを漕ぎて子は今ひかりの子
久美子さんの来し方の凝縮されたこの一集を足掛かりに、更に高みを目指されることは日頃の俳句への関わり方からも想像できる。
(序より・名村早智子...
◆第一句集
ふらここを漕ぎて子は今ひかりの子
久美子さんの来し方の凝縮されたこの一集を足掛かりに、更に高みを目指されることは日頃の俳句への関わり方からも想像できる。
(序より・名村早智子)
◆自選十句
短夜の病室時を刻む音
爆心地に探す四葉のクローバー
千の風孕みて千の鯉幟
惜しみつつ秋を掃き出す竹箒
月光に研がれ明日を待つ冬芽
馬駆くる大地の鼓動霾れり
春逝くや夢殿は厨子閉ぢしまま
不機嫌な砂場トンネル梅雨に入る
海神へ夕焼のレッドカーペット
長き夜を絵本の海に溺れし子
[さかいくみこ(1954〜)「玉梓」同人]
序・名村早智子
装丁:君島真理子
四六判並製カバー装
226頁
2023/03/31刊行]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2600
2024-03-13T11:48:20+09:00
shop
-
岩淵喜代子句集『末枯れの賑ひ』(うらがれのにぎわい)
https://furansudo.ocnk.net/product/3024
◆第七句集
末枯れの賑ひにあり雑木山
末枯れが始まると、林はその空を少しずつ広げて、いつの間にかどの樹も残らず裸木になってしまうのです。毎年その経緯を眺めながら、林の根元に日差が行き渡るの...
◆第七句集
末枯れの賑ひにあり雑木山
末枯れが始まると、林はその空を少しずつ広げて、いつの間にかどの樹も残らず裸木になってしまうのです。毎年その経緯を眺めながら、林の根元に日差が行き渡るのを、なぜかほっとしながら眺めています。
(著者)
◆自選十二句
花八手象牙の蕊をこぼしをり
ひとびとに柳絮飛ぶ日の来たりけり
仏法僧月に模様の生まれけり
河骨は今日も遠くに咲いてをり
空蝉の中より虹を眺めたし
牛たちに夏野の乳房四つづつ
草笛を吹いて己を呼びもどす
脚二本顕はにしたる羽抜鶏
蛭が出て坊さんが来てくれにけり
何もなき部屋に夕焼満たしけり
夫が来てしばらく桐の実を仰ぐ
綿の実を握りて種にゆき当たる
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[いわぶちきよこ(1936〜)「ににん」創刊代表]
装丁:君嶋真理子
四六判上製カバー装
170頁
2023/12/13刊行]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2800
2024-03-13T09:56:33+09:00
shop
-
奥坂まや著『飯島晴子の百句』(いいじまはるこのひゃっく)
https://furansudo.ocnk.net/product/2026
[立ち読みする]
◆ふらんす堂編集日記
◆言葉の深淵へ
尽きることなき言葉との苦闘
よく第四句集の『八頭』から句風が変わったと評されるが、晴子の姿勢は一貫して存在としての言葉の追求...
[立ち読みする]
◆ふらんす堂編集日記
◆言葉の深淵へ
尽きることなき言葉との苦闘
よく第四句集の『八頭』から句風が変わったと評されるが、晴子の姿勢は一貫して存在としての言葉の追求であった。その時々に、どのような景と出くわすかによって、当然、出現する言葉も変わってくるが、晴子はいつも、渾身の力で言葉の深みへ降りていった。
(「ひとりの修羅」より:奥坂まや)
*
[おくざかまや(1950〜)「鷹」同人]
装丁:和兎
四六判変形並製カバー装
221頁
2014.07.02刊行]]>
名人百句シリーズ
ふらんす堂オンラインショップ
1500
2024-03-13T09:33:19+09:00
shop
-
小川軽舟著『藤田湘子の百句』(ふじたしょうしのひゃっく)
https://furansudo.ocnk.net/product/2027
◆俳句形式への信頼
「俳句は意味ではない、リズムだ」─弟子の私たちは湘子から何度この言葉を聞かされたことか。俳句という詩型への信頼がそう言わせるのだろう。
(「湘子が私たちに託したもの」より:小川...
◆俳句形式への信頼
「俳句は意味ではない、リズムだ」─弟子の私たちは湘子から何度この言葉を聞かされたことか。俳句という詩型への信頼がそう言わせるのだろう。
(「湘子が私たちに託したもの」より:小川軽舟)
*
[おがわけいしゅう(1961〜)]
四六判変形並製カバー装
装丁:和兎
220頁
2014.07.02刊行]]>
名人百句シリーズ
ふらんす堂オンラインショップ
1500
2024-03-13T09:33:05+09:00
shop
-
鷹羽狩行著『狩行俳句入門』(しゅぎょうはいくにゅうもん)
https://furansudo.ocnk.net/product/109
[立ち読みする]
◆NHKテレビの俳句番組でおなじみの著者が、初心者にもわかりやすく解説した入門書の決定判
豊富な添削例をもとに作句のコツを初心者にもわかりやすく解説。
インタビュー...
[立ち読みする]
◆NHKテレビの俳句番組でおなじみの著者が、初心者にもわかりやすく解説した入門書の決定判
豊富な添削例をもとに作句のコツを初心者にもわかりやすく解説。
インタビュー集「先達に聞く」―12人の大家が語る俳句の心得。
秋元不死男・阿部みどり女・安住敦・石川桂郎・石塚友二・大野林火・
中村草田男・中村汀女・平畑静塔・福田蓼汀・皆吉爽雨・山口誓子
初心者・ベテランをとわず、俳句の深い味わいを知る1冊。
◆目次より
俳句はおもしろい/俳句の基本
上達のポイント…添削16例
疑問に答える狩行キーワード集
名句を味わう/句会のたのしさ
あと一歩というところ…添削64例
先達に聞く
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
*
[たかはしゅぎょう(1930〜)「狩」主宰 「日本文藝家協会」会員 俳人協会理事長]
装丁:スタジオ・ギブ 川島進
四六判並製カバー装
224頁
1997.12.12刊行]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
1700
2024-03-12T11:05:44+09:00
shop
-
森澤程著『和田悟朗の百句』(わだごろうのひゃっく)
https://furansudo.ocnk.net/product/3023
◆百句シリーズ
名句が気軽に読める百句シリーズに和田悟朗が登場!
◆未完の少年
■和田悟朗の俳句には、和田悟朗にしか詠めないと感じさせる世界がある。俳句作家ならばその人にしか創出できない世界...
◆百句シリーズ
名句が気軽に読める百句シリーズに和田悟朗が登場!
◆未完の少年
■和田悟朗の俳句には、和田悟朗にしか詠めないと感じさせる世界がある。俳句作家ならばその人にしか創出できない世界を持っているのは当然だ。しかし悟朗俳句はそこに完全に立ち入ることができないという何かを感じさせるものがある。わたくしにとってこの何かは、悟朗の科学者としての認識に由縁する。だがこの感じは、百句を鑑賞してゆく過程で、俳句形式を新たに楽しむことができるような性質のものになっていた気がする。ほんの少しずつではあるが……。このとき、道標となったのが悟朗の「科学と俳句」というエッセイである。
このエッセイにある「文学」と「科学」に共通するという姿勢、「文学の一回性」と「科
学の再現性」についての見解、とくに「思い切っていうなら、科学も俳句もその表現はことごとく比喩である」というくだりは、わたくしにとって、科学と文学についての思いを新たにするものとなった。
(解説より)
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[もちさわてい(1950〜)「藍」所属]
装丁:和兔
四六判変形並製カバー装
224頁
2023/12/01刊行
]]>
名人百句シリーズ
ふらんす堂オンラインショップ
1500
2024-03-12T09:44:35+09:00
shop
-
辻憲句集『辻憲句集』(つじけんくしゅう)
https://furansudo.ocnk.net/product/3048
◆句集
二〇〇四年三月、余白句会に誘われて、はじめて俳句をつくった。このときは、田中裕明夫妻がメインゲストで、私は見学者であったが、投句した三句のうちの一句に田中氏が「天」をつけてくださった。
...
◆句集
二〇〇四年三月、余白句会に誘われて、はじめて俳句をつくった。このときは、田中裕明夫妻がメインゲストで、私は見学者であったが、投句した三句のうちの一句に田中氏が「天」をつけてくださった。
啓蟄や虫の挨拶あっちこち
田中氏のあたたかい後押しで、私の俳句が始まった。
(あとがきより)
◆収録作品紹介
啓蟄や虫の挨拶あっちこち
中ジョッキことりと置いて四月馬鹿
イタリアのおんなのくちびる虎魚雲
くちびるよ処女航海よ夏真昼
虫の音や曳舟夜間中学校
鰯雲ヌードのまんま消えてゆく
兎とぶ沖を見ている彼をみている
冬うらら猫の尾たらす庇かな
[つじけん(1946〜) 余白句会会員]
装丁:和兎
四六判変形ペーパーバックスタイル
112頁
2024/03/03刊行]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2200
2024-03-12T09:27:09+09:00
shop
-
鈴木すぐる句集『雨蛙』(あまがえる)
https://furansudo.ocnk.net/product/3043
◆第三句集
あけぼのや声を揃へて雨蛙
仲間と何度も吟行の旅をし、有馬朗人・深見けん二師の許で俳句を続けられたことは、二人の師を失った今はなお更、この上のない幸せな時期であったと思える。
(あ...
◆第三句集
あけぼのや声を揃へて雨蛙
仲間と何度も吟行の旅をし、有馬朗人・深見けん二師の許で俳句を続けられたことは、二人の師を失った今はなお更、この上のない幸せな時期であったと思える。
(あとがき)
◆自選十句
入口に風の集まる風鈴屋
眼裏の痛くなるほど曼珠沙華
胸元の光をたぐり鴨泳ぐ
垂れこめる雲押し上げて雨蛙
影引いて山茶花のよく散る日かな
隠しやうなき風邪声を労はらる
たましひの動きはじめし蝌蚪の紐
みちのくの落ちて来さうな星月夜
雲白し空が青しとラムネ呑む
麻酔薬おぼろへ沈む手術台
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[すずきすぐる(1937〜)「雨蛙」創刊主宰]
装丁:君嶋真理子
四六判ペーパーバックスタイル
200頁
2024/01/28刊行]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2600
2024-03-07T15:49:52+09:00
shop
-
高橋睦郎句集『花や鳥』(はなやとり)
https://furansudo.ocnk.net/product/3045
◆限定600冊署名入り
花や鳥この世はものの美しく
芭蕉一代の表現行爲を継承しようと志すなら、その爲事を尊敬しつつ、各人自分一代の爲事を志さなければなるまい。そこに止むなく生じるかもしれな...
◆限定600冊署名入り
花や鳥この世はものの美しく
芭蕉一代の表現行爲を継承しようと志すなら、その爲事を尊敬しつつ、各人自分一代の爲事を志さなければなるまい。そこに止むなく生じるかもしれない難解さを恐れたり、況んや忌避したりは禁物だらう。(著者)
栞・堀田季何 小津夜景 岩田奎
◆自選十五句
活字てふ文化滅びん夜の秋
陽炎や人形腑分け綿ばかり
竪の橫の聲交へ雨夜ほととぎす
罅痛し皸リ悲し紀元節
もののふの耶蘇蛆たかり肉薰れ
乳房より乳汁り白し搗上る
梓弓春は一の矢一の的
戀なべて泥うたかたと業平忌
秋蚊帳にまぐはふ靈マか現身か
火を垂るや又掬ヒ上げ飛ぶ螢
草能の後ろいつより月在りし
踏外す若いかづちかあの鳴るは
木のくれの舞一トさしか人一生
鶏頭のいうれい立てりあの邊り
雪頻れ逹磨俳諧興るべう
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[たかはしむつろう(1937〜)]
栞:堀田季何/小津夜景/岩田奎
装丁:和兔
四六判上製カバー装
254頁
2024/02/04刊行
]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
3000
2024-03-07T15:48:40+09:00
shop
-
佐々木敏光句集『富士山麓・秋の暮』(ふじさんろく・あきのくれ)
https://furansudo.ocnk.net/product/3039
◆第三句集
神死せりニーチエも死せり大銀河
StayHungryStayFoolish夏怒濤
この句集は、結社を離れ、しばらくして、2012年から始めたネット版俳句個人誌『富士山麓』の最...
◆第三句集
神死せりニーチエも死せり大銀河
StayHungryStayFoolish夏怒濤
この句集は、結社を離れ、しばらくして、2012年から始めたネット版俳句個人誌『富士山麓』の最後の六年間の句から抜粋したものです。気づくと80歳になっていた。句に「年齢」による「軽み」が加わっていれば僥倖です。富士山麓の日常の断片と年相応の思いなどに、若き時代へ翔ぶ心も混在している。
(著者)
◆収録作品
神死せりニーチエも死せり大銀河
StayHungryStayFoolish夏怒濤
新緑や付喪神住む藁農家
ベランダに我待つ靴や夏の朝
炎天や大地に点として渇く
正面に雪の富士たつ家路かな
水澄むや川底歩むわれの影
大空に光はなちて薄原
わが森のわがふくろふと決めて聞く
たましひの輝き富士の初日かな
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[ささきとしみつ(1943〜)]
装丁:君嶋真理子
四六判ペーパーバックスタイル
150頁
2023/02/03刊行]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2600
2024-03-07T15:47:45+09:00
shop
-
小島明句集『天使』(てんし)
https://furansudo.ocnk.net/product/2820
◆第一句集
的確な写生にかならず、独自のひねりを潜ませている。
地表から何10センチか、心を浮遊させている。
自由を愛しつつ自由からは愛されなかった彼は、
天使になれたのだろうか。
猫じゃら...
◆第一句集
的確な写生にかならず、独自のひねりを潜ませている。
地表から何10センチか、心を浮遊させている。
自由を愛しつつ自由からは愛されなかった彼は、
天使になれたのだろうか。
猫じゃらしくん、キミのもとにもう小鳥は来ましたか。
帯より・夏井いつき
◆関富士子抄出
犬深く埋め浅きにものの種
花騒ぐ瞳を湖と思ふとき
六ツ足に六ツの光やあめんばう
頑なに過去は語らず心太
永遠の二乗の後の昼寝覚
聖フランチェスコの小鳥来たりけり
月星といふも石ころ露けくて
金網の隔つる猫と猫じやらし
定型の冬(樹の中に樹は眠り…)
美濃は雨近江は雪の赤蕪
冬林檎ジャングルジムは天使領
*
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[こじまあきら(1964〜2021)]
帯:夏井いつき
猫さんという俳人:中上哲夫
句集編集協力:関富士子
装画:有元利夫
装丁:和兔
四六判並製カバー装
228頁
2021/11/24刊行]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2500
2024-03-04T11:02:19+09:00
shop
-
山下きさ句集『年木』(としぎ)
https://furansudo.ocnk.net/product/3034
◆第二句集
寒梅へ深き轍のありにけり
俳句のフレームで眼前の景のどこかを切り取った時、一枚の写真のようなそれは、切り離された瞬間に時を超越してしまう。そして、かつてそこにあったはずの過去の...
◆第二句集
寒梅へ深き轍のありにけり
俳句のフレームで眼前の景のどこかを切り取った時、一枚の写真のようなそれは、切り離された瞬間に時を超越してしまう。そして、かつてそこにあったはずの過去の景をありありと見せてくれる。
(序より・石田郷子)
◆自選十句
大甕に山茱萸活けて土地売つて
海女さんのバイク溜りやすいつちよん
たどりつき崩れ簗とはこれのこと
入口に菰巻三つ湯治宿
青みかんたわわに漁の休みなる
水の面のきらきらとして花疲れ
土間の靴ひつくり返る十日夜
屋根替や白樫の影茫々と
手をとればふくよかなりし冬紅葉
十針も頭縫ひしと年木積む
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[やましたきさ(1942〜)「椋」同人]
序:石田郷子
装丁:和兔
四六判ペーパーバックスタイル
194頁
2024/01/28刊行
]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2400
2024-02-29T11:17:31+09:00
shop
-
井上弘美編 『発信――武蔵野大学俳句アンソロジー』(はっしん――むさしのだいがくはいくあんそろじー)
https://furansudo.ocnk.net/product/3041
◆若さの輝き
若い人たちだからこその輝きと初々しさを編纂!
800句が織りなす武蔵野大学アンソロジー
藤が咲くと藤棚の下で柏餅を食べながら句会をしたり、夏には近くの喫茶店の窓に咲く時計草を見...
◆若さの輝き
若い人たちだからこその輝きと初々しさを編纂!
800句が織りなす武蔵野大学アンソロジー
藤が咲くと藤棚の下で柏餅を食べながら句会をしたり、夏には近くの喫茶店の窓に咲く時計草を見に行ったり、黄落の季節には大木の下で降り続く銀杏に圧倒されながら句会をした――ここに収めたのは、約二十年間の授業内の句会で誕生した作品である。
序より・井上弘美
◆収録作品
春愁や草に座れば草匂ふ 加瀬 渉
透き通るほどの黒板若葉風 齋藤里桜
ひとしづく金魚の落とすあかい影 赤荻 愛
姉もまた着て恋をした古浴衣 豊嶋麻美
過ぎた日の君はアイドル青写真 木村真緒
まるで恋してゐたみたい西日落つ 金田実奈
絶海の退艦命令油照り 土斐崎種忠
名月や大地を影絵めくわれら 森貞 茜
ヒガンバナカンパリソーダオトナイロ 板橋麻衣
登高や雲あふれゐて翳ゆたか 加藤柊介
雁渡しボランティアに行く夜行バス 伊藤明香里
二人きりコンビニで聞く除夜の鐘 森 隼人
元日や祖父の二十歳は兵として 桃沢健輔
振袖にマスクで祖母と面会す 川原 都
成人式綺麗になった友に会う 越阪部依子
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[編者:いのうえひろみ(1953〜)「汀」主宰・「泉」同人]
序・跋:井上弘美
装丁:和兔
A5判変形並製カバー装
144頁
2024/03/05刊行
]]>
合同句集
ふらんす堂オンラインショップ
2500
2024-02-29T11:16:57+09:00
shop
-
中嶋鬼谷句集『第四楽章』(だいよんがくしょう)
https://furansudo.ocnk.net/product/3046
◆第四句集
第四楽章の余韻や夜の花吹
人間が人間らしく生きることを願い俳句に詠むことは特別のことではなく極めて自然な創作行為であろう。
あとがきより
栞・山下知津子
...
◆第四句集
第四楽章の余韻や夜の花吹
人間が人間らしく生きることを願い俳句に詠むことは特別のことではなく極めて自然な創作行為であろう。
あとがきより
栞・山下知津子
◆山下知津子十二句抄出
遠汽笛夜明けの霧の青みたる
グラスの縁なづれば音や枯木星
天狼に見つめられつつ老いにけり
国深く病めりと記す初日記
夕立の白き闇なす故郷かな
すさぶ世の影の行き交ふ秋の暮
木菟啼くや闇がふくらみまた縮み
灯を消しぬ欅の芽吹き思ひつつ
これは何それ喉佛霜のこゑ
枯葎見るべきほどのこと未だ
麦熟るる頃ふるさとを捨てにけり
狼祀る一峰暗き片時雨
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
[なかじまきこく(1939〜)「禾」創刊]
栞:山下知津子
装丁:君嶋真理子
四六判フランス装カバー掛け
192頁
2024/02/22刊行]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2800
2024-02-28T09:38:43+09:00
shop
-
坪内稔典句集『リスボンの窓』(りすぼんのまど)
https://furansudo.ocnk.net/product/3044
◆第十三句集
ころがしておけ冬瓜とこのオレと
七〇歳で大学を退職した私は、時折、リスボンの靴屋の裏へ行き、気ままに過ごしてきた。その気ままな気分がもしかしたらこの句集にあるかも。リスボ...
◆第十三句集
ころがしておけ冬瓜とこのオレと
七〇歳で大学を退職した私は、時折、リスボンの靴屋の裏へ行き、気ままに過ごしてきた。その気ままな気分がもしかしたらこの句集にあるかも。リスボンの空は今日も青い。
(あとがきより)
◆作者のある日の自選十句
柿くえばパウル・クレーと友だちに
水ぬるむカバにはカバが寄り添って
ついさっきホタルブクロを出た人か
しっぽまで赤くて人参身がもたん
ねじ花が最寄りの駅という日和
あんパンと連れ立つ秋の奈良あたり
ころがってアリストテレスと冬瓜と
桜咲くくすんと蝶がうんこして
リスボンの靴屋の窓かヒヤシンス
緑陰で大工さんとか呼ばれたい
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
[つぼうちねんてん(1944〜)「窓の会」主宰]
装丁:和兔
菊判変形上製カバー装
144頁
2024/03/05刊行]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2300
2024-02-28T09:38:23+09:00
shop
-
平木たんま詩集『緑みちる』(みどりみちる)
https://furansudo.ocnk.net/product/3047
◆最新詩集
言葉を探し歩き、手に入れたものを味わうのは良いものです。言葉の方も喜びや悲しみを体験した老人を歓迎してくれています。
(あとがき)
◆作品紹介
血の臭いに歓喜し
身を細く...
◆最新詩集
言葉を探し歩き、手に入れたものを味わうのは良いものです。言葉の方も喜びや悲しみを体験した老人を歓迎してくれています。
(あとがき)
◆作品紹介
血の臭いに歓喜し
身を細くして立ちあがり
落葉の上で待ち伏せしていた
ゆらゆら揺れていて
厚い靴下の上からでも忍び込み
血を吸い膨らんでころんとなった
決死の蛭だ
血がほしい
支えがほしい
ゆらゆら
(「ゆらゆら」より)
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
[ひらきたんま(1939〜) 詩誌「豆の木」「ここから」]
装丁:君嶋真理子
四六判並製カバー装
128頁
2024/03/03刊行]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2600
2024-02-26T10:12:29+09:00
shop
-
『山上樹実雄全句集』(やまがみきみおぜんくしゅう)
https://furansudo.ocnk.net/product/3021
◆「南風」創刊90周年記念
万緑のどこへ置きてもさびしき手
水原秋櫻子・山口草堂を師系とし、生涯にわたって清冽な詩情をつらぬいた山上樹実雄の全句集。瑞々しく冴えた感性によって詠まれた作品は...
◆「南風」創刊90周年記念
万緑のどこへ置きてもさびしき手
水原秋櫻子・山口草堂を師系とし、生涯にわたって清冽な詩情をつらぬいた山上樹実雄の全句集。瑞々しく冴えた感性によって詠まれた作品は、どこか心象の陰りを帯びつつしなやか。作者は、生きることへの強い渇望を示しながらやがて軽妙さも加え、透明感を失うことなく自在な境地を獲得していった。
既刊七句集に「『春の顔』以後」を加え、2,713句を収録。
◆収録内容
第一句集 『眞竹』
第二句集 『白蔵』
第三句集 『山麗』
第四句集 『翠微』
第五句集 『四時抄』
第六句集 『晩翠』
第七句集 『春の顔』
『春の顔』以後
略年譜/初句索引/季語索引
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
[やまがみきみお(1931〜2014)]
編集:村上鞆彦
装丁:君嶋真理子
四六判並製カバー装
318頁
2023/11/18刊行
]]>
全句集
ふらんす堂オンラインショップ
5000
2024-02-19T12:10:41+09:00
shop
-
仁平勝句集『デルボーの人』(でるぼーのひと)
https://furansudo.ocnk.net/product/2945
◆最新句集
序数句集としては、『黄金の街』に次ぐ第四句集である。
ただし、その後にまとめたアンソロジー『仁平勝句集』に「『黄金の街』以後」として八十四句を収録しているので、実質的には五番目の句...
◆最新句集
序数句集としては、『黄金の街』に次ぐ第四句集である。
ただし、その後にまとめたアンソロジー『仁平勝句集』に「『黄金の街』以後」として八十四句を収録しているので、実質的には五番目の句集になる。
(後書きより)
◆内容紹介
窓を開ければ港が見える夜の秋
八月の湯の沸く音がしてをりぬ
綿虫くらゐは老眼でも見える
初夢の弟生きてゐて威張る
透明に仕切られてゐる薄暑かな
間をあけて立つデルボーの人涼し
探梅といふ徘徊をして来たり
春深し耳のうしろをよく洗ふ
*
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[にひらまさる(1949〜)「件」「トイ」所属]
装画:ポール・デルヴォー「ジュール・ヴェルヌへのオマージュ」(1971)
Crédit photographiques :
©Foundation Paul Delvaux, St-Idesbald, Belgium
装丁:和兔
四六判略式フランス装カバー掛け
160頁
2023/03/31刊行
]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2800
2024-02-19T09:36:52+09:00
shop
-
鈴木直充著『木下夕爾の百句』(きのしたゆうじのひゃっく)
https://furansudo.ocnk.net/product/3022
◆百句シリーズ
名句が気軽に読める百句シリーズに木下夕爾が登場!
◆孤高と有情
夕爾句には、あからさまな洒落、おどけ、滑稽、皮肉といった諧謔はない。「俳句」は和歌・連歌から派生する過程で...
◆百句シリーズ
名句が気軽に読める百句シリーズに木下夕爾が登場!
◆孤高と有情
夕爾句には、あからさまな洒落、おどけ、滑稽、皮肉といった諧謔はない。「俳句」は和歌・連歌から派生する過程で「言葉の遊び」「精神の遊び」を伴う諧謔を内包してきた。けれども、夕爾はその〝遊び〟を〝あそばず〟ひたすら〝心を澄ませ〟、身辺の風物に溶け込んで韻文である俳句の世界を構築するのである。
寡黙、寡作の作家・木下夕爾は「含羞の詩人」といわれた。かれの表現は一見さらりとしているが、ふかいニュアンスとペーソスを帯びた抒情が俳句のなかに封じ込められている。そして、一句に凝縮した暗示や省略から、古今なかった繊細なエレガンスをふくむ俳風をつむぎだしたのである。
(解説より)
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[すずきなおみつ(1949〜)「春燈」主宰]
装丁:和兔
四六判変形並製カバー装
224頁
2023/11/24刊行]]>
名人百句シリーズ
ふらんす堂オンラインショップ
1500
2024-02-19T09:04:08+09:00
shop
-
西林節子句歌集『ペチカ』(ぺちか)
https://furansudo.ocnk.net/product/3037
◆第一句歌集
藁塚の一隊歩き出す月夜
共通しているのは知的感性が句を作らしめているところだ。単なる写生から踏み込んだもので、これは『ペチカ』全句に感じられ、重量感を持つ一書となっている。
跋...
◆第一句歌集
藁塚の一隊歩き出す月夜
共通しているのは知的感性が句を作らしめているところだ。単なる写生から踏み込んだもので、これは『ペチカ』全句に感じられ、重量感を持つ一書となっている。
跋・渡辺徳堂
◆自選三句
引揚げの荷に入れざりし雛はも
Eメール良夜を飛べり異国まで ※
冬ネオン街は浪費の美しさ
◆自選二首
美しきけもののごとくしなやかに青田波うつ風渡るとき
風すさび波頭の飛白散らしたるジョージア海峡紺碧の秋
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[にしばやしせつこ(1935〜)「ぽち袋」所属]
跋:渡辺徳堂
装丁:君嶋真理子
四六判上製カバー装
170頁
2024/01/22刊行
]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2800
2024-02-15T13:51:17+09:00
shop
-
守屋明俊句集『旅鰻』(たびうなぎ)
https://furansudo.ocnk.net/product/3033
◆第五句集
旅鰻旅の終りは魂抜けて
『旅鰻』は私の第五句集です。
本句集には、『象潟食堂』以後五年余の作品を収めました。
(著者)
◆自選十二句
草の絮光の国を出て消えし
眼...
◆第五句集
旅鰻旅の終りは魂抜けて
『旅鰻』は私の第五句集です。
本句集には、『象潟食堂』以後五年余の作品を収めました。
(著者)
◆自選十二句
草の絮光の国を出て消えし
眼科医のくまなく覗く我が銀河
子規の忌の月見バーガー子規と食ふ
密会はむらさきを着て鳥兜
ピラニアの魚拓逃げさう水の秋
涙ほどあたたかき雨春を待つ
三月やたましひと酌む浦霞
草に寝て流離果て無し石鹸玉
あたたかや母の遺せしヤクルト飲む
梨咲いて無聊の空を輝かす
籐寝椅子父の全盛期の熱海
旅鰻旅の終りは魂抜けて
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
[もりやあけとし(1950〜)「閏」主宰]
装丁:和兔
四六判上製カバー装
210頁
2024/01/28刊行
]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2800
2024-02-15T13:42:25+09:00
shop
-
大辻隆弘著『岡井隆の百首』(おかいたかしのひゃくしゅ)
https://furansudo.ocnk.net/product/3016
◆百首シリーズ
調べのうたびと
岡井隆の新しい必読入門書
◆作品紹介
苦しみもよろこびもふりをするだけだ傘のなだれてゐた霧生駅(『家常茶飯』)
岡井隆は少年時代から虚無の...
◆百首シリーズ
調べのうたびと
岡井隆の新しい必読入門書
◆作品紹介
苦しみもよろこびもふりをするだけだ傘のなだれてゐた霧生駅(『家常茶飯』)
岡井隆は少年時代から虚無の近くにいた人間であった。目の前の世界が遠い所から見られた世界なのではないか。そんな風に現実感を喪失する瞬間が彼には何度もあったようである。この歌もそうだ。苦しさも喜びも、いまここにいる自分の感情とは思えない。自分はどこか遠いところにいて、ふりをしているだけだ。そんな風に思う。結句に登場する「霧生駅」はどこにあるのか分からない。が、とても美しい名前の駅だ。霧が深くたちこめるプラットホームに傘を差して立っている人々。その光景もどこか別の世界の出来事として感受してしまう作者。
(著者)
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[おおつじたかひろ(1960〜)「未来」編集発行人・選者]
装丁:和兔
四六判変形並製カバー装
218頁
2023/11/20刊行]]>
歌人入門
ふらんす堂オンラインショップ
1700
2024-02-14T09:52:11+09:00
shop
-
安藤眞理子句集『蜷の道』(になのみち)
https://furansudo.ocnk.net/product/3035
◆第一句集
句集を読む楽しみは、詩の扉を開けて凡々たる日常から離れ別乾坤に遊ぶことにある。
文学と音楽を愛する才媛がやがて母となり祖母となり、俳句の道を歩んで二〇年を経たいま、なお含羞の心をも...
◆第一句集
句集を読む楽しみは、詩の扉を開けて凡々たる日常から離れ別乾坤に遊ぶことにある。
文学と音楽を愛する才媛がやがて母となり祖母となり、俳句の道を歩んで二〇年を経たいま、なお含羞の心をもって世に問う句集がここにある。
扉を開くと颯々と風の渡る世界がそこにひろがっている。
帯・中嶋鬼谷
◆中嶋鬼谷抄出十二句
をさな子のしづかな寝息木の実降る
草いきれ前行く人のふつと消え
山の端の月の出くらき鵜舟かな
鍬ついて山を見てをり生身魂
天窓の雪細りゆく雛かな
空梅雨の夜空を白き雲流れ
柊の匂ふ吉野のまくらがり
産み終へてはくれんのごと眠りをり
螢火のひとつ呼ばるるごと迅し
斑鳩は蜷の道より暮れゆけり
うすうすと棚田の跡や葛嵐
耳病んで音無き雨の濃紫陽花
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[あんどうまりこ(1948〜)「なんぢや」「家」同人]
帯・中嶋鬼谷
装画:柳原葵
装丁:君嶋真理子
四六判仮フランス装カバー掛け
164頁
2024/01/30刊行
]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2600
2024-02-08T11:45:03+09:00
shop
-
井上青軸エッセイ集『つれづれ風物詩』(つれづれふうぶつし)
https://furansudo.ocnk.net/product/2956
◆3年間の連載を一冊に
思いついたテーマを気ままにという意味合いで、タイトルを「つれづれ風物詩」としました。二年分のテーマを決めてスタート、二十四回で終わる予定でしたが、藤田先生の勧めで、趣味で...
◆3年間の連載を一冊に
思いついたテーマを気ままにという意味合いで、タイトルを「つれづれ風物詩」としました。二年分のテーマを決めてスタート、二十四回で終わる予定でしたが、藤田先生の勧めで、趣味でもあった「野鳥編」を書き継ぎました。体験したことを書くだけでしたが、自分の記憶と手持ちの資料だけでは足りず、取材で補いました。久しぶりに会う親類縁者や恩師、友人知人の話を聞くうちに余談が膨らみ、エッセイは自分史・交友録のようになってしまいました。
(あとがきより)
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[いのうえせいじく(1954〜)「秋麗」同人]
装丁:君嶋真理子
四六判上製カバー装
144頁
2023/05/01刊行
]]>
エッセイ
ふらんす堂オンラインショップ
2700
2024-02-07T14:50:49+09:00
shop
-
内田茂著『蕪村の百句』(ぶそんのひゃっく)
https://furansudo.ocnk.net/product/2980
◆蕪村を味わう
蕪村全三千句、そのうち百五句を選んで評した書。
蕪村の鑑賞は、明治の正岡子規以来重ねられてきたが、この度の百句読解は、新たな蕪村像をいかにみせてくれるか。本書を通じて、蕪村...
◆蕪村を味わう
蕪村全三千句、そのうち百五句を選んで評した書。
蕪村の鑑賞は、明治の正岡子規以来重ねられてきたが、この度の百句読解は、新たな蕪村像をいかにみせてくれるか。本書を通じて、蕪村の真骨頂に迫ってみたい。句の配列は年次順とし、蕪村の生涯とともに味わうことができる。
(帯より・関西大学名誉教授 藤田真一)
◆あとがきより
俳人であり、画家であるという蕪村の特性を踏まえ、出来るだけ詩性や絵画性を感じられ
る句を年代順に百五句(書名は「蕪村の百句」)抽出して、その詩情や色彩、浪漫や幻想、物語性などについて論じることとしました。また、俳句の鑑賞に当たっては、できるだけ当該句に関わる先達・識者のコメントを紹介するとともに、蕪村を支えた門弟や俳友を紹介することにも努めました。蕪村句の奥深さや魅力、蕪村の人となりが少しでも多くの方々に伝われば、これほど嬉しいことはありません。
(著者)
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[うちだしげる(1953〜)「青垣」同人]
帯:藤田真一
装丁:和兔
四六判並製カバー装
160頁
2023/08/01刊行
]]>
評論
ふらんす堂オンラインショップ
2500
2024-02-07T09:31:55+09:00
shop
-
『第十四回田中裕明賞』(だいじゅうよんかいたなかひろあきしょう)
https://furansudo.ocnk.net/product/3000
◆受賞作品
岩田奎句集『膚』(はだえ)
◆選考委員
佐藤郁良/関 悦史/高田正子/高柳克弘
◆内容
・受賞作発表
・受賞作自選三十句
・候補作品
・選考経過報告
・選考会...
◆受賞作品
岩田奎句集『膚』(はだえ)
◆選考委員
佐藤郁良/関 悦史/高田正子/高柳克弘
◆内容
・受賞作発表
・受賞作自選三十句
・候補作品
・選考経過報告
・選考会
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
電子書籍はこちらより
→ Kindle
※電子書籍には記念吟行会・授賞式・お祝いの会の様子が収録されています。
*
装丁:和兔
A5判変形ペーパーバックスタイル
84頁
2023/09/30刊行]]>
田中裕明賞
ふらんす堂オンラインショップ
500
2024-02-06T14:23:47+09:00
shop
-
小笠原眞詩集『目下のところ』(もっかのところ)
https://furansudo.ocnk.net/product/3014
◆第7詩集
父の一周忌を
無事終えた次の日の朝である
妻と二人で玄関前の掃除をしていると
今まで見たことも無い
恰幅のいい虎猫が
ぼくらの近くに来てちょこんと座るのである
しかも笑ってい...
◆第7詩集
父の一周忌を
無事終えた次の日の朝である
妻と二人で玄関前の掃除をしていると
今まで見たことも無い
恰幅のいい虎猫が
ぼくらの近くに来てちょこんと座るのである
しかも笑っているのである
その笑顔はまさに
あの父の笑顔であった
(「虎猫と鴉」より)
◆あとがきより
前詩集発刊から六年の歳月が過ぎ、寡作とは言え五十七篇の詩篇が集まったので、その中から三十三篇を選んでまとめてみた。今回の詩集で七作目となるが、青春時代のシュールな詩から遊戯的な詩、そして現在の日常的な詩風へとその作風も年齢とともに変化してきたように思う。これからも変化して行くのかもしれないが、目下のところは今の作風で書いて行こうと思っている。
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[おがさわらまこと(1956〜)「亜土」同人]
装丁:君嶋真理子
菊判変形並製カバー装
152頁
2023/12/01刊行]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2000
2024-02-02T09:21:43+09:00
shop
-
涌井ひろみ歌集『友は司書』(ともはししょ)
https://furansudo.ocnk.net/product/3030
◆第三歌集
終幕に光庭在る心持ち仮の栖もときに眩しく
第三歌集の一部は新聞や短歌雑誌などで選に入ったものを中心にまとめ、二部には日々のめぐりをおき、三部は連作を課した。連作の「砂時計」は第...
◆第三歌集
終幕に光庭在る心持ち仮の栖もときに眩しく
第三歌集の一部は新聞や短歌雑誌などで選に入ったものを中心にまとめ、二部には日々のめぐりをおき、三部は連作を課した。連作の「砂時計」は第六十六回「短歌研究新人賞」の佳作となり新しい環境で出会った先輩方への思いを少し表現できただろうか。
(著者)
◆収録作品
棟上げは木の香り満ち天辺の三色の絹風の馬なり
軽井沢発地の奥にひつそりと馬を貸し出す男たち居り
春光を守るものありうぐひすに鶫椋鳥ぬくもり灯す
季節には記憶のかをり事象には言葉の宿るいとしき此の世
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[わくいひろみ(1956〜)]
題簽:二瓶里美
装画:石原葉子
装丁:和兔
四六判変形フランス装グラシン巻き
162頁
2024/01/13刊行]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2700
2024-02-01T11:45:30+09:00
shop
-
丹羽真一著『古舘曹人の百句』 (ふるたちそうじんのひゃっく)
https://furansudo.ocnk.net/product/3036
◆百首シリーズ
名句が気軽に読める百句シリーズに古舘曹人が登場!
◆行の俳句というもの
芸の俳句を排し、写生と句会を重視する姿勢を自ら「行」の俳句、行の時代と名付けていることからも、俳句を求...
◆百首シリーズ
名句が気軽に読める百句シリーズに古舘曹人が登場!
◆行の俳句というもの
芸の俳句を排し、写生と句会を重視する姿勢を自ら「行」の俳句、行の時代と名付けていることからも、俳句を求道的に捉えたところにも、曹人のその強意志と真摯な決意が窺える。精神性を言うといまの時代古臭く思われるかもしれない。しかし、野球のWBCでの優勝やバスケットボールでのオリンピック行き切符の獲得に我々は感動したが、ここまでの道程に各選手は死に物狂いの猛練習をこなし、技のみならず、或いはそれ以上に精神力を鍛え自己改革を経て高みを目指した点を忘れてはならない。こうした自己改革を通しての俳句のあるべき道を、六十歳過ぎから先鋭化させていったことも曹人の一つの特徴と言えよう。曹人は、俳句に関しては我々弟子や曹人を慕う門人に対しての指導は、当時の俳人のなかでも厳しいほうであったが(尤も一対一になると優しくて包容力のあるひと)、それ以上に自分を律し自分に厳しいひとであった。
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[にわしんいち(1949〜)「樹」代表「樹氷」木魂集同人「 慶大俳句丘の会」所属]
装丁:和兔
四六判変形並製カバー装
222頁
2024/01/20刊行]]>
名人百句シリーズ
ふらんす堂オンラインショップ
1500
2024-01-31T15:04:07+09:00
shop
-
八木英之著『てのひらにいっぱい』(てのひらにいっぱい)
https://furansudo.ocnk.net/product/3032
◆およそままならぬ夢想の日々。
人も獣もひたむきに生き、やがて過ぎ行く。
ふり返るたび妖しく揺らぐ50の小景。
◆作品紹介
先日、久々に星の注文があった。半球の真ん中のくぼみに熱々の...
◆およそままならぬ夢想の日々。
人も獣もひたむきに生き、やがて過ぎ行く。
ふり返るたび妖しく揺らぐ50の小景。
◆作品紹介
先日、久々に星の注文があった。半球の真ん中のくぼみに熱々の鉄と水飴を注いで、片割れの石でぴっちりと挟み込む。ぐっと力を加えると気持ちも入る。この瞬間がたまらない。隙のない球体を目の前にして、艶やかなカーブに我ながら惚れ惚れした。きのう客先に納めたから、来週には夜空を飾るだろう。
惑星か衛星か聞きそびれたが、見慣れない星を見つけたら、ぼくが造ったものだと思って間違いない。
(「新星」より)
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
[やぎひでゆき(1974〜)]
装丁:君嶋真理子
A5判並製カバー装
156頁
2024/01/22刊行
]]>
その他
ふらんす堂オンラインショップ
2300
2024-01-30T09:04:51+09:00
shop
-
ふらんす堂通信179号
https://furansudo.ocnk.net/product/3040
【書き下ろし特別寄稿】
・高柳誠詩集『輾転反側する鱏たちへの挽歌のために』を読む
「果ての地軸と磁場の果てとを」――松尾真由美
・梶原美邦句集『旹の跡』を読む
「旹の跡にみる人生肯定の...
【書き下ろし特別寄稿】
・高柳誠詩集『輾転反側する鱏たちへの挽歌のために』を読む
「果ての地軸と磁場の果てとを」――松尾真由美
・梶原美邦句集『旹の跡』を読む
「旹の跡にみる人生肯定の句姿」――栗林浩
【連載】
・こわい俳句(223)――四ッ谷龍
・競詠七句/池田澄子・大木あまり・小澤 實
・私のプルースト(8) 高遠弘美
・虚子研究レポート(42) 岸本尚毅
・俳書遠近(2) 千葉皓史
・小野あらたの毎日精進。(20) 小野あらた
【転載書評】
・『ぼうぶら』評 生駒大祐
・『膚』評 佐藤文香
・『瓦礫抄』評 沼野充義
【ふらんす堂の本】
長谷川素逝の百句・金の輪・月華・綵歌・由比ヶ浜・二字・アルトを歌ふ・水脈・春の楊梅・炎夏・路上ライブ・因達の里(四)・宇津呂比・風花・ジョットの真青・へびの王妃エグレ・華化粧・山口素基の三百句・蕪村NOTE
【友の会広場】
・ふらんす堂句会報告
・うづら集 西村麒麟選
・しののめ集 東直子選
・voix et bois 声の森
・編集室より
・編集後記
☆特別附録・書籍目録]]>
ふらんす堂通信
ふらんす堂オンラインショップ
650
2024-01-29T13:14:09+09:00
shop
-
ふらんす堂通信178号
https://furansudo.ocnk.net/product/3013
【受賞特集】
・第63回中日詩賞受賞
山崎るり子詩集『猫まち』
・第19回日本詩歌句随筆評論賞・俳句部門特別賞受賞
山田牧句集『青き方舟』
・第19回日本詩歌句随筆評論賞・俳句部...
【受賞特集】
・第63回中日詩賞受賞
山崎るり子詩集『猫まち』
・第19回日本詩歌句随筆評論賞・俳句部門特別賞受賞
山田牧句集『青き方舟』
・第19回日本詩歌句随筆評論賞・俳句部門奨励賞受賞
種谷良二句集『蟾蜍』
【書きおろし特別寄稿】
・山口昭男句集『礫』を読む―あどけない地獄(普通の子供たち) 岩田奎
【連載】
★新連載 ・俳書遠近(1) 千葉皓史
・こわい俳句(22)川口晴美
・競詠七句/池田澄子・大木あまり・小澤 實
・私のプルースト(7) 高遠弘美
・虚子研究レポート(41) 岸本尚毅
・小野あらたの毎日精進。(19) 小野あらた
【転載書評】
・『耳澄ます』評 仁平勝
・『皆既月蝕』評 佐藤文子
・『無辺』評 田中亜美
・『瓦礫抄』評 兼城雄
【ふらんす堂の本】
二十三世・沢木欣一の百句・地気・もみの木・吉事・美知比幾・袖通す・小日向・さくらさくら・草の花・ひきだしの奥から・ばさら・繕ふ・天使・常陸帯・天空の星・後部席・馬醉木俳句集・俳人協会賞作品集第三集・
【友の会広場】
・ふらんす堂句会報告
・うづら集 西村麒麟選
・しののめ集 東直子選
・voix et bois 声の森
・編集室より
・編集後記]]>
ふらんす堂通信
ふらんす堂オンラインショップ
545
2024-01-29T12:52:33+09:00
shop
-
岩田奎句集『膚』(はだえ)
https://furansudo.ocnk.net/product/2923
第14回田中裕明賞受賞!おめでとうございます!
第47回俳人協会新人賞受賞!おめでとうございます!
◆第一句集
ありきたりの身体感覚を彼は言語にしない。
自らの体も心も凌駕する言葉を、...
第14回田中裕明賞受賞!おめでとうございます!
第47回俳人協会新人賞受賞!おめでとうございます!
◆第一句集
ありきたりの身体感覚を彼は言語にしない。
自らの体も心も凌駕する言葉を、力強く選び取る力が岩田奎にはある。
天才とは呼びたくない。俳壇は今、畏るべき青年をたしかに得たのである。
帯より・櫂未知子
◆自選十句
紫木蓮全天曇にして降らず
しりとりは生者のあそび霧氷林
愛鳥週間調律師この木木を来よ
入学の体から血を採るといふ
柳揺れ次の柳の見えにけり
にはとりの歩いてゐたる木賊かな
枯園にてアーッと怒りはじめたる
靴篦の大きな力春の山
ハイビーム消して螢へ突込みぬ
立てて来しワイパー二本鏡割
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
電子書籍も販売しています。
Kindleはこちら
楽天はこちら
[いわたけい(1999〜)「群青」所属]
帯:櫂未知子
跋:佐藤郁良
装丁:森相岩魚
四六判並製小口折装
176頁
2022/12/18刊行
]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2500
2024-01-27T16:32:56+09:00
shop
-
千葉皓史句集『家族』(かぞく)
https://furansudo.ocnk.net/product/2949
第63回俳人協会賞受賞!
おめでとうございます!
◆第二句集
濤音のどすんとありし雛かな
『家族』は私の第二句集である
本句集には、『郊外』以後、ほぼ平成末年までの作品を収めた。...
第63回俳人協会賞受賞!
おめでとうございます!
◆第二句集
濤音のどすんとありし雛かな
『家族』は私の第二句集である
本句集には、『郊外』以後、ほぼ平成末年までの作品を収めた。
◆自選十七句
敲いてはのし歩いては畳替
外套の中なる者は佇ちにけり
青空の端に出されし福寿草
幼子の遊びくらせる二月かな
ひとつこと済みたるものの芽なりけり
みづうみにみづあつまれる紫雲英かな
菜の花を挿す亡き者に近々と
櫻貝夜深き風は聞くばかり
濤音のどすんとありし雛かな
明易き森の中なる灯がともり
遠国の石を配せる牡丹かな
萍のうごかぬ水の減りにけり
いづこへか下る石段夜の秋
白波に乗る何もなしきりぎりす
はなびらの間のひろき野菊かな
コスモスを大人数の去りしなり
青空の光つてゐたる秋の暮
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[ちばこうし(1947〜)]
装丁:千葉皓史
四六判上製カバー装
188頁
2023/04/20刊行
]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2800
2024-01-27T16:32:16+09:00
shop
-
原朝子著『原裕の百句』(はらゆたかのひゃっく)
https://furansudo.ocnk.net/product/3012
◆百句シリーズ
大好評のシリーズに原裕が登場!
名句が気軽によめる。
◆なつかしさの彩
原裕の中で響き続けた詩のことばとは何であったのだろうか。それは、〈春の水岸へ岸へと夕かな 石鼎〉であ...
◆百句シリーズ
大好評のシリーズに原裕が登場!
名句が気軽によめる。
◆なつかしさの彩
原裕の中で響き続けた詩のことばとは何であったのだろうか。それは、〈春の水岸へ岸へと夕かな 石鼎〉であった。裕は多感な少年時代、この句と出会う。戦後間もない昭和二十二年のこと、茨城県下館町(現筑西市)の須藤書店を訪れた高校二年生の少年は、引き寄せられるように「鹿火屋」を手に取り、その巻頭に記されていた「春の水」の句の悠久の調べの醸し出す抒情の虜となるのである。
俳句作家にとって、最初に感銘を受けた句はその作家の俳句観を形作る。しかし、その一方で独立した俳句作家となるためには、先人の俳句観を踏襲するだけでは不十分である。そこには当然反発が起きる。いわゆる「石鼎離れ」である。ただ、すでに作家の中で核となった俳句観、俳句の美意識は容易に払拭できるものではない。そこで、小室善弘の指摘する通り、裕の言動は「石鼎離れの石鼎発見」という奇妙な軌跡を描くことになる。これは「石鼎回帰」と言い換えることもできよう。しかしそれは単純な往復運動ではなく、「石鼎の求めたところを発見する」という収穫を抱えての回帰であった。
だが何と言っても石鼎発見の最たるものは、石鼎が鹿火屋俳句の根元とした「淋しさ」の中に「なつかしさ」を見出したことである。なつかしさの前提には、不在や喪失からくる淋しさがあり、なつかしさと淋しさは表裏一体の感情なのである。この発見について「石鼎の句は、(中略)その表現せられたところのものは、いずれも淋しさを経てなつかしさに至る」と結論付けている。
(解説より)
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[はらあさこ(1962〜)「鹿火屋」主宰]
装丁:和兔
四六判変形並製カバー装
224頁
2023/10/17刊行
]]>
名人百句シリーズ
ふらんす堂オンラインショップ
1500
2024-01-23T09:40:15+09:00
shop
-
曽根薫風句集『喜寿』(きじゅ)
https://furansudo.ocnk.net/product/3031
◆第一句集
顔見世の火照りを醒ます橋の上
「馬醉木」本流の写生と抒情があります。
氏の熱意が岡山に再び「馬醉木」の魂を築いて下さった事に感謝すると共に、力強さをいただきました。
(...
◆第一句集
顔見世の火照りを醒ます橋の上
「馬醉木」本流の写生と抒情があります。
氏の熱意が岡山に再び「馬醉木」の魂を築いて下さった事に感謝すると共に、力強さをいただきました。
(序・德田千鶴子)
◆自選十句
月の石観むと長蛇の炎天下
秋櫻子先生とゆく藺田のみち
新婚の旅はみちのく紅葉舟
久々に母と行く道桐咲けり
南座を出で本物の雪にあふ
豊作を尋ね白寿の父逝けり
白南風や牛呼び戻す島ことば
新設の校歌仕上がる新樹の夜
桜ごち搾乳に律生まれけり
虚弱児の喜寿を賜ひぬ冬至風呂
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[そねくんぷう(1946〜)「馬醉木」当月同人]
序・德田千鶴子
装丁:君島眞理子
四六判並製カバー装
194頁
2023/12/22刊行]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2600
2024-01-18T11:28:55+09:00
shop
-
宮谷昌代句集『竹の春』(たけのはる)
https://furansudo.ocnk.net/product/2989
◆第二句集
今までも今も幸せ赤まんま
夫にわれ我に夫ゐて年新た
大いなるものは映さず初鏡
著者の宮谷昌代さんは、いつも前向きで明るい。その人柄は俳句にも現れていて、読む人の心をなごませ...
◆第二句集
今までも今も幸せ赤まんま
夫にわれ我に夫ゐて年新た
大いなるものは映さず初鏡
著者の宮谷昌代さんは、いつも前向きで明るい。その人柄は俳句にも現れていて、読む人の心をなごませてくれる。
これからも「天塚」の伝統を守ると共に、俳人として積極的に活動していただきたいと思う。
(帯より・片山由美子)
◆自選十句
煩悩の数と思へり落椿
前へ行く時は前見てチューリップ
生まれたる数だけ消えてしやぼん玉
滝の前いつしか滝になるわたし
紙魚育ついづれは反故となる蔵書
秋茄子傷に貫禄ありにけり
そろそろと思うてをればばつたんこ
子と遊びたくてどんぐり拾ひけり
善悪の隙間を生きて竜の玉
ありがたうは結びの言葉冬灯
一つとは限らぬ答へ花八手
天命にゆだねて励む竹の春
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[みやたにまさよ(1945〜)「天塚」主宰「香雨」同人]
帯:片山由美子
装丁:君嶋真理子
四六判上製カバー装
206頁
2023/09/01刊行
]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2800
2024-01-15T12:07:49+09:00
shop
-
秋山百合子句集『星が丘』(ほしがおか)
https://furansudo.ocnk.net/product/2967
◆第三句集
手袋が弥陀の片手のごと落ちて
秋山百合子さんは、なぜいつも新しいのだろう。
昔からそうだ。いまもそうだ。
(「家」代表 加藤かな文 )
◆自選十五句
春雷にコップの...
◆第三句集
手袋が弥陀の片手のごと落ちて
秋山百合子さんは、なぜいつも新しいのだろう。
昔からそうだ。いまもそうだ。
(「家」代表 加藤かな文 )
◆自選十五句
春雷にコップの水の匂ひけり
あすも又目覚むるつもり花月夜
人間はゆつくり育つ葱坊主
かあさんと呼ばれてみたき暮春かな
空蝉の中はいかにと蟻に問ふ
椅子足して五人で座る夏夕べ
縞蛇の縞折れ曲がり折れ曲がり
油蝉からりと死んでゐたりけり
パーツごと干す扇風機荻の風
鶏頭をなでたる指のうつとりす
菊日和母の名にある菊の文字
先生へ白檀を焚く夜寒かな
寒紅を濃く引くほどのこともなし
その町にこどもの私冬すみれ
手袋が弥陀の片手のごと落ちて
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[あきやまゆりこ(1941〜)「家」「円座」「晨」同人]
帯:加藤かな文
栞:武藤紀子
装丁:君嶋真理子
四六判並製カバー装
196頁
2023/07/07刊行
]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2500
2024-01-12T10:49:28+09:00
shop
-
園田美知子句集『心の花束』(こころのはなたば)
https://furansudo.ocnk.net/product/3026
◆第一句集
初幟見上ぐる夫の目思ひ出づ
園田美知子さんは、凜としながらも素直で可愛いらしい方です。
人生の大先輩に失礼な言い方かも知れませんが、俳句に対しての真摯な姿勢にうたれました。
(序・...
◆第一句集
初幟見上ぐる夫の目思ひ出づ
園田美知子さんは、凜としながらも素直で可愛いらしい方です。
人生の大先輩に失礼な言い方かも知れませんが、俳句に対しての真摯な姿勢にうたれました。
(序・德田千鶴子)
◆内容紹介
箱根路はさつと一刷毛うす紅葉
幸せの色はなにいろ春近し
初幟見上ぐる夫の目思ひ出づ
春彼岸夫の時計にいのち入れ
いつしかにまどろむ肩にショールあり
日めくりの薄くなりゆく寒さかな
日向ぼこ猫にもうつす大欠伸
三日月やゴンドラのごと星を漕ぐ
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[そのだみちこ(1924〜)「馬醉木」会員]
装丁:君嶋真理子
四六判並製カバー装
132頁
2023/12/25刊行
]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2600
2024-01-11T10:23:34+09:00
shop
-
伊奈治句集『共生』(きょうせい)
https://furansudo.ocnk.net/product/3025
◆第三句集
まどろんで天狗と酌めりましら酒
この十八年間、俳句は、私の内面と外界を繋ぐ重要な道具となり、自分と人や自然・神仏との共生の意識を少しずつ育んできた。
著者
◆自選十二句
...
◆第三句集
まどろんで天狗と酌めりましら酒
この十八年間、俳句は、私の内面と外界を繋ぐ重要な道具となり、自分と人や自然・神仏との共生の意識を少しずつ育んできた。
著者
◆自選十二句
形代にひら仮名で書くわが名かな
寂光の門すり抜けて夏燕
寝転んで少年となる芝薄暑
身に入むや遊行の果ての茶碗酒
首伸べて明日を見てゐる羽抜鶏
峯雲や程よく保つ子との距離
手を振つてひとりに返る三日かな
まどろんで天狗と酌めりましら酒
七十なほ寄り道ばかり百日紅
気負ひなく酔うて父の日終りけり
雁が音や団塊世代老い知らず
小鳥来る青い封書に窓二つ
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[いなおさむ(1950〜)「初蝶」立羽集同人、「鶴」同人]
装丁:君嶋真理子
四六判上製カバー装
208頁
2023/12/25刊行
]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2700
2024-01-11T10:23:03+09:00
shop
-
福地湖游句集『私的歳時記』(してきさいじき)
https://furansudo.ocnk.net/product/3027
◆第一句集
原爆忌京に投下予定地点
俳句は「今、ここで」とともに、過ぎ去った事象を一瞬の光芒として、捉え書くことが出来る。回想・回顧はノスタルジアにとどまらず、未来への一縷の光明でもある。
...
◆第一句集
原爆忌京に投下予定地点
俳句は「今、ここで」とともに、過ぎ去った事象を一瞬の光芒として、捉え書くことが出来る。回想・回顧はノスタルジアにとどまらず、未来への一縷の光明でもある。
清新の272句。
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[ふくちこゆう(1955〜)「いき句会」]
装丁:君嶋真理子
A6判フランス装ビニール掛け
94頁
2023/12/25刊行]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2000
2024-01-11T10:22:28+09:00
shop
-
中西亮太句集『木賊抄』(とくさしょう)
https://furansudo.ocnk.net/product/3028
電子書籍も販売中です!
Kindleはこちら
◆第一句集
白魚の唇につかへて落ちにけり
ものをよく見て、言葉を選んでいること。季語の奥行きを摑み取ることが出来ていること。特に前述し...
電子書籍も販売中です!
Kindleはこちら
◆第一句集
白魚の唇につかへて落ちにけり
ものをよく見て、言葉を選んでいること。季語の奥行きを摑み取ることが出来ていること。特に前述した一物仕立ての俳句が際立ってきたことに目を瞠りました。
(序より・山口昭男)
◆作品紹介
短日やじつと見つめる垣の猫
人肌の触れて離るる虫の闇
伸びてゐる木賊と折れてゐる木賊
初湯出て壮年の身になりにけり
糊あまくにほへる障子洗ひかな
神の旅耳にあかるき風過ぎて
掌に貼りついてゐる種を蒔く
風吹いて肩の繪日傘まはりけり
蘭鋳の鼻にあぶくのついてをり
うすずみの萬といふ文字秋の霜
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[なかにしりょうた(1992〜)「円座」「秋草」「麒麟」]
序:山口昭男
跋:武藤紀子・西村麒麟
装丁:君嶋真理子
四六判上製カバー装
160頁
2023/12/25刊行]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2800
2024-01-11T10:21:49+09:00
shop
-
山崎祐子著『細見綾子の百句』(ほそみあやこのひゃっく)
https://furansudo.ocnk.net/product/2939
◆百句シリーズ
大好評のシリーズに細見綾子が登場!
名句が気軽によめる
◆丹波人の矜持
綾子は、丹波に帰省するとまず墓参りをし、近所の人たちも綾子の家族を喜んで迎えた。墓参りの道すがら、...
◆百句シリーズ
大好評のシリーズに細見綾子が登場!
名句が気軽によめる
◆丹波人の矜持
綾子は、丹波に帰省するとまず墓参りをし、近所の人たちも綾子の家族を喜んで迎えた。墓参りの道すがら、同行の欣一が「ただいま帰りました」とにこやかに挨拶したと近所の方が伝えている。妹の千鶴子は母親に似て料理も機織りもよくした。綾子の家は、夏になれば障子を葦戸に替え、いつ帰ってもいいように管理されていた。正月や節供が近づけば餅を搗いて武蔵野の家へ送り、蕗の薹が出れば段ボール箱に詰めて送った。綾子の武蔵野での暮らしが丹波とともにあったのは、千鶴子や近所の人たちの支えがあったからであろう。
丹波から運んだ木の家で、母の手織りを纏い、丹波人と繋がりながら丹波とともに過ごした一生であった。
(解説より)
*
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
[やまざきゆうこ(1956〜)「りいの」「絵空」同人同人]
装丁:和兔
四六判変形並製カバー装
222頁
2023/02/20刊行
]]>
名人百句シリーズ
ふらんす堂オンラインショップ
1500
2024-01-11T10:14:19+09:00
shop
-
高橋修宏著『鈴木六林男の百句』(すずきむりおのひゃっく)
https://furansudo.ocnk.net/product/3008
◆シリーズ最新刊
大好評のシリーズに鈴木六林男が登場!
名句が気軽によめる大好評ラインナップ。
◆〈戦後〉を問い続ける
二〇〇四年十二月十二日、鈴木六林男は亡くなった。享年八十五歳。自ら...
◆シリーズ最新刊
大好評のシリーズに鈴木六林男が登場!
名句が気軽によめる大好評ラインナップ。
◆〈戦後〉を問い続ける
二〇〇四年十二月十二日、鈴木六林男は亡くなった。享年八十五歳。自らの体験した戦争にこだわり、また自らの生きた〈戦後〉という時代を問い続けた新興俳句に出自をもつ巨人のひとりであった。
〈戦後俳句〉の展開を担ってきた俳人は、六林男の他にも少なくないが、その時代の変転とともに早々と〈戦後〉というテーマを手離していった。六林男だけが〈戦乱によって日常の自然感性を根こそぎ疑うこと〉(吉本隆明『戦後詩史論』)を強いられた〈戦後〉を視つめ、その〈反動〉によって傷を負いながらも、自己の内面へと深く架橋する表現を続けてきた。
極限的な戦場を生き抜き、俳句表現によって〈戦後〉を問い続け、円熟や完成を拒み続けた鈴木六林男─。その軌跡は、今日もなお不穏な可能性を秘めたまま、未知の読者の前に開かれている。
(解説より)
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[たかはしのぶひろ(1955〜)「五七五」編集発行人、「豈」同人]
装丁:和兔
四六判変形並製カバー装
222頁
2023/10/10刊行
]]>
名人百句シリーズ
ふらんす堂オンラインショップ
1500
2023-12-25T09:51:39+09:00
shop
-
名取光恵句集『羽のかろさ』(はねのかろさ)
https://furansudo.ocnk.net/product/2922
第25回北海道俳人協会賞・第38回北海道新聞俳句賞をW受賞!!
◆第二句集
遠汽笛羽のかろさの春帽子
常に前を向いて天与の命を大切に生きていこうとする気持ちが、この句集をこのように清々し...
第25回北海道俳人協会賞・第38回北海道新聞俳句賞をW受賞!!
◆第二句集
遠汽笛羽のかろさの春帽子
常に前を向いて天与の命を大切に生きていこうとする気持ちが、この句集をこのように清々しいものにしているようだ。
(序・村上喜代子)
◆自選十二句
水温む水の流るるやうに生き
遠汽笛羽のかろさの春帽子
生き死にに日差し等しき春朝
逃げ水を追うてどこへも行きつけぬ
樹の齢磐の齢や滴れり
天の声地の声秋の海光る
稲の道?歌の山へつづきけり ※?歌
ひかり飛ぶ蜻蛉や気がつけば独り
秋深し文箱の底に反故の文
攻め焚きの窯の声きく霜夜かな
枯れてゆくものの匂ひや日箭の中
はればれと枯るる大樹や父の声
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[なとりみつえ(1947〜) 「いには」そよご集集同人・「アカシヤ」木理集同人]
序:村上喜代子
装丁:君嶋真理子
四六判上製カバー装
200頁
2022/12/31刊行
]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2700
2023-12-22T09:46:02+09:00
shop
-
築秋雄詩集『漂流詩人の唄』(ひょうりゅうしじんのうた)
https://furansudo.ocnk.net/product/3029
◆第一詩集
シンガー・ソング・ライターとして発表したオリジナルアルバム、ミニアルバムの自作詞、その他CD未収録の朗読詩などを含めた全82篇の集大成。
故郷、奄美群島日本本土復帰70周年を記...
◆第一詩集
シンガー・ソング・ライターとして発表したオリジナルアルバム、ミニアルバムの自作詞、その他CD未収録の朗読詩などを含めた全82篇の集大成。
故郷、奄美群島日本本土復帰70周年を記念して次のステップに進んでいくための足跡として支えてくれた全ての人達に感謝を込めて。
◆作品紹介
序にかえて
詩人は空の深さをうたう
必ずしも
大海を知る必要はない
ジャーナリストは
大海を知らねばならない
しかし、詩人にとって必要なのは
空の深さを知ることである
井の中の蛙大海を知らず
されど空の深さを知る
詩人はけして
井の中の蛙たることを恐れてはならない
詩人が恐るべきものは
空の深さを知らないことである
ディレッタンティズムに蝕まれることなかれ!
詩人は常に闘士である
荒れ野に叫ぶ一つの声である
君よ、恐れることなかれ
常に叫ぶ一つの声であれ
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[ちくあきお(1966〜)]
装丁:君嶋真理子
四六判ペーパーバックスタイル
328頁
2023/12/20刊行
]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2500
2023-12-21T11:35:12+09:00
shop
-
池沢正夫句集『天命を楽しむ』(てんめいをたのしむ)
https://furansudo.ocnk.net/product/3019
◆名もなき男の生涯
齢百歳に垂んとして、ある名もなき男の生涯を一編の句集に託した。
長い間、他人とは思えぬ真心でお付き合いいただいている多くの友人や老いのわが身に全身全霊で尽くしてくれている子...
◆名もなき男の生涯
齢百歳に垂んとして、ある名もなき男の生涯を一編の句集に託した。
長い間、他人とは思えぬ真心でお付き合いいただいている多くの友人や老いのわが身に全身全霊で尽くしてくれている子どもたちへの感謝と戦なき平和な世への希求をこめた。
(著者)
◆自選十句
戦なき世を継げ令和初明り
美少年屠蘇から覚めて八十路かな
春潮の満ちて男子の生れけり
侮りし無為といふ日のあたたかし
馬道や猿若町や古地図紙魚
パナマ帽わが人生の花のころ
葡萄喰むプラトンの知を吸ふごと
特攻の死出の旅路を鶴渡る
絵のごとき枯蟷螂の命かな
十二月八日もののふ生きて老ゆ
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[いけざわまさお(1926〜)]
装丁:君嶋真理子
四六判上製カバー装
156頁
2023/12/02刊行
]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2800
2023-12-21T11:34:25+09:00
shop
-
桑原三郎句集『だんだん』(だんだん)
https://furansudo.ocnk.net/product/3005
◆第九句集
だんだんに一年早し日短か
俳句があって私の人生に幾分の花が添えられたとの思いも内にあります。
(あとがき)
◆作品抄出
レコードに一本の溝敗戦日
敬老の日の翌日のご...
◆第九句集
だんだんに一年早し日短か
俳句があって私の人生に幾分の花が添えられたとの思いも内にあります。
(あとがき)
◆作品抄出
レコードに一本の溝敗戦日
敬老の日の翌日のご老人
水平線は少し曲線冬がすみ
芭蕉忌を修し鴎の目と逢へり
烏瓜の花にはとりも夢を見る
餡パンの中の隙間やさくらさくら
地球儀の斜め上なる冬の蠅
初薬師目薬の木を買ひにゆく
行く春や自転車は漕ぎ船は浮く
裏道に抜けて帰りぬ年の市
鳥雲に電柱のなき街を過ぎ
父の日の父を思へば母の顔
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[くわばらさぶろう(1933〜)「犀」代表]
装丁:君嶋真理子
A5判変形並製小口折表紙
120頁
2023/09/18刊行
]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2500
2023-12-21T10:33:55+09:00
shop
-
本井英句集『守る』(もる)
https://furansudo.ocnk.net/product/3004
◆第六句集
蜷が身をゆするたび砂ながれけり
この句集に収められている八年間は、私にとっては試練の時期でもあっ
た。今後、俳人としてどのように働くことが出来るのか。現在模索中である。
(...
◆第六句集
蜷が身をゆするたび砂ながれけり
この句集に収められている八年間は、私にとっては試練の時期でもあっ
た。今後、俳人としてどのように働くことが出来るのか。現在模索中である。
(著者)
◆自選十五句
芍薬の蕾に案の如く蟻
川の名の変はりてさらに鰻落つ
グエンさんゴさん勤労感謝の日
卒業の日の「おはよう」を交はし合ひ
吾が断ちし根ツ切虫の天寿かな
病ひには触れず日焼を褒めくれし
充電のごとく冬日に身をさらし
箱釣の箱立てかけてありにけり
稲架立てる場所をまづ刈り取りにけり
手びさしの右手が疲れあたたかし
船虫に英傑のあり凡夫あり
青鷺の踵揚ぐれば指垂るる
同乗の救急車より年の瀬を
蜷が身をゆするたび砂ながれけり
お薬師さま里へ下ろして山眠る
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[もといえい(1945〜)「夏潮」創刊主宰]
装丁:和兔
四六判上製カバー装
204頁
2023/09/25刊行
]]>
令和俳句叢書
ふらんす堂オンラインショップ
2800
2023-12-20T09:02:06+09:00
shop
-
林昭太郎句集『花曇』(はなぐもり)
https://furansudo.ocnk.net/product/2937
第9回千葉県俳句大賞受賞!おめでとうございます
◆第二句集
タイトルの「花曇」は、高齢の私にはいささか華やか過ぎると思いますが
水飴の気泡うごかず花曇
によるもので、「モノに語...
第9回千葉県俳句大賞受賞!おめでとうございます
◆第二句集
タイトルの「花曇」は、高齢の私にはいささか華やか過ぎると思いますが
水飴の気泡うごかず花曇
によるもので、「モノに語らせ、目に見える俳句を」という私の作句信条がよく表れていると思いタイトルといたしました。
(あとがきより)
◆自選十五句
ふらここの子を空へやる手の加減
新涼のキリトリ線に鋏の絵
まばたきは瞬の黙祷冬銀河
鉛筆を削れば木の香雪催ひ
つぶやきをかたちにすれば吾亦紅
水飴の気泡うごかず花曇
まつすぐな煮干はなくて一茶の忌
塩壺の塩のつめたき大暑かな
冬麗のここが真ん中乳母車
発掘の土器に番号雲の峰
二陣来て白鳥の湖うごきだす
初蝶来ガラスで鎧ふ副都心
決断の革手袋は嚙んで脱ぐ
背にねむる命の熱し冬銀河
風花や唇といふ熱きもの
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[はやししょうたろう(1941〜)「沖」蒼茫集同人]
装丁:和兔
A5判変形上製カバー装
182頁
2023/02/23刊行
]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2800
2023-12-19T11:16:31+09:00
shop
-
小池光著『石川啄木の百首』(いしかわたくぼくのひゃくしゅ)
https://furansudo.ocnk.net/product/2158
◆歌人入門(1)
小池光によって新しい「啄木」が解き明かされる!
百首にしぼったからこそ、光る一首に出会える。
近代短歌の第一人者は誰がみても斎藤茂吉であろうけれど、茂吉の歌にはつい...
◆歌人入門(1)
小池光によって新しい「啄木」が解き明かされる!
百首にしぼったからこそ、光る一首に出会える。
近代短歌の第一人者は誰がみても斎藤茂吉であろうけれど、茂吉の歌にはついになかったものを啄木の短歌は残した。近代の無名無数の人々のこころに、そっとその失楽失意への共感と慰めをあたえる近代の「歌」を、その原郷として啄木は作ってみせたのである。
(解説「歌の源郷」より)
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
*
[いしかわたくぼく(1886〜1912)]
[こいけひかる(1947〜)]
装丁:和兎
四六判変形並製カバー装
212頁
2015/10/24]]>
歌人入門
ふらんす堂オンラインショップ
1700
2023-12-15T17:47:41+09:00
shop
-
現代俳句文庫82『長嶺千晶句集』(ながみねちあきくしゅう)
https://furansudo.ocnk.net/product/2325
◆現代俳句文庫シリーズ82
油絵に昭和の暗さ夏館
・収録作品
『晶』抄、『夏館』抄、『つめた貝』抄、『白い崖』抄、『雁の雫』抄
・エッセイ
馬になりたい
草田男「帰郷二十八句...
◆現代俳句文庫シリーズ82
油絵に昭和の暗さ夏館
・収録作品
『晶』抄、『夏館』抄、『つめた貝』抄、『白い崖』抄、『雁の雫』抄
・エッセイ
馬になりたい
草田男「帰郷二十八句」にみる構成の流れ
草田男の虫の句に秘められたもの
・解説
「感性と思索の交響詩」─長嶺千晶小論/朝吹英和
静かな熱情─管見・長嶺千晶の世界─/三森鉄治
◆収録作品より
温室の蝶ガラスの空へ空へ舞ふ
引く波を押し上ぐる波鷹渡る
爽やかに山を語りて夫飽かず
島夕焼天心に紺残りけり
巌上に憩ふ素足を抱きつつ
砂日傘立てて自分史など要らぬ
産卵や海亀の息がうと鳴り
いつも鍵置きしところに紙風船
初夢の家族のかごめかごめかな
歩をゆるめ時をゆるめて花の下
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
*
[ながみねちあき(1959〜)]
解説:朝吹英和・三森鉄治
写真:武内理能
四六判ペーパーバックスタイルビニール掛
104頁
2017/04/23刊行]]>
現代俳句文庫
ふらんす堂オンラインショップ
1200
2023-12-15T12:38:05+09:00
shop
-
野澤節子句集『光波』(こうは)
https://furansudo.ocnk.net/product/12
[立ち読みする]
◆ふらんす堂文庫
代表作を網羅し自選304句を収録。
生命の激しさとその輝き、そして不透明な人間の暗部。存在の混沌(カオス)を“光と影”の両極から照射し、著者の本質を浮...
[立ち読みする]
◆ふらんす堂文庫
代表作を網羅し自選304句を収録。
生命の激しさとその輝き、そして不透明な人間の暗部。存在の混沌(カオス)を“光と影”の両極から照射し、著者の本質を浮彫にする。
◆収録作品より
荒涼たる星を見守る息白く
三日月の光る鼻梁の凍りけり
寒月下一塊の雪病むごとし
われ病めり今宵一匹の蜘蛛も宥さず
短夜の雲の帯より驟雨かな
野分すすむその夜をひかる人の肌
寒燈のわれ縛さんとするに耐ゆ
熱の夜のさくら咲き満ち幹立てり
いなづまに瑕瑾とどめぬかひなかな
蟷螂の青き目のうちより視らる
*
[のざわせつこ(1920〜1995 )]
栞:粟津則雄
装丁:千葉皓史
A6判フランス装
80頁
1992.01.20]]>
テーマ別句集シリーズ
ふらんす堂オンラインショップ
1200
2023-12-15T11:55:31+09:00
shop
-
『第四回田中裕明賞』(だいよんかいたなかひろあきしょう)
https://furansudo.ocnk.net/product/1996
◆第四回田中裕明賞
受賞作品発表に加え、候補作品、選考経過報告を収録。
また、選考会の様子から受賞記念句会・授賞式・お祝いの会の様子も全て収録されております。
◆受賞者
津川絵理子 つがわ...
◆第四回田中裕明賞
受賞作品発表に加え、候補作品、選考経過報告を収録。
また、選考会の様子から受賞記念句会・授賞式・お祝いの会の様子も全て収録されております。
◆受賞者
津川絵理子 つがわ・えりこ
【略歴】
1968年生まれ。1991年「南風」入会。鷲谷七菜子、山上樹実雄に師事。2007年第30回俳人協会新人賞、第53回角川俳句賞受賞。句集『和音』『はじまりの樹』 現在「南風」副代表。
*
選考委員:石田郷子・小川軽舟・岸本尚毅・四ッ谷龍
A5判ペーパーバックスタイル
装丁:和兎
176頁
2014.03.28刊行]]>
田中裕明賞
ふらんす堂オンラインショップ
500
2023-12-15T11:37:03+09:00
shop
-
山田榧句集『音合せ』(おとあわせ)
https://furansudo.ocnk.net/product/3017
◆第二句集
木々芽吹くエッフェル塔は透かし編み
単に広い世界を詠ったということではなく、自由にのびのびとしている。
境涯を背景にもった作品であろう。
跋・矢島渚男
◆自選...
◆第二句集
木々芽吹くエッフェル塔は透かし編み
単に広い世界を詠ったということではなく、自由にのびのびとしている。
境涯を背景にもった作品であろう。
跋・矢島渚男
◆自選十句
良夜なり濡れたるもののみな光り
芒原髪逆だてて戻り来し
母許りへ祭りのごとき朝桜
ポインセチア音符は時を刻みゐる
独楽めがけ匍匐素早き赤ん坊
鎌倉に死者の混み合ふ冬紅葉
旅に出る前の気鬱や芭蕉の忌
人の死に鐘鳴りつづく芽吹く村
形代の片袖上げて流れゆく
紫の小花地獄の釜の蓋
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[やまだかや(1936〜)「梟」同人]
跋:矢島渚男
装丁:君嶋真理子
四六判並製カバー装クータバインディング
186頁
2023/12/02刊行]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2600
2023-12-14T10:26:49+09:00
shop
-
桐山太志句集『耳梨』(みみなし)
https://furansudo.ocnk.net/product/3018
◆第一句集
はらはらと水ふり落とし滝聳ゆ
俳句の詩型を信じることによって、時に作者の器量を超えた大きなものが作品に宿る。
序より・小川軽舟
◆自選十句
寒鯉を分けて寒鯉すすみけり...
◆第一句集
はらはらと水ふり落とし滝聳ゆ
俳句の詩型を信じることによって、時に作者の器量を超えた大きなものが作品に宿る。
序より・小川軽舟
◆自選十句
寒鯉を分けて寒鯉すすみけり
春風や二塁ベースに女の子
枯園に火傷の痕を見せられき
昃りて匂ふ寒さや切通
紫陽花や爪先で履く女下駄
有史より先史明るき木の実かな
山焼の匂ふ華厳の闇深し
軍鶏老いて金秋の声絞りけり
真つさらな朝ゆきわたる雪野かな
狛犬のふぐり幼し梅の花
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[きりやまふとし(1978〜)「鷹」同人]
序:小川軽舟
装丁:泉本亜依
四六判並製カバー装
188頁
2023/12/25刊行
]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2600
2023-12-14T10:26:18+09:00
shop
-
箕輪カオル句集『旅人の木』(たびびとのき)
https://furansudo.ocnk.net/product/3020
◆第一句集
山の日を大きくのせて朴の花
さらりとした句柄、まるで話しかけるようなこれらの句には、対象へのひと通りでない慈しみと敬意が感じられる。こうして詠まれた木や花たちはきっと喜んでいる...
◆第一句集
山の日を大きくのせて朴の花
さらりとした句柄、まるで話しかけるようなこれらの句には、対象へのひと通りでない慈しみと敬意が感じられる。こうして詠まれた木や花たちはきっと喜んでいるに違いないし、読者もまたしみじみと心癒されるのだ。
序より・高橋道子
◆自選十二句
開運の橋より拝す初岩手
やさしさに妬けてくるやうあきあかね
あやまる気更々なくてソーダ水
奥のもの大きく見ゆる秋刀魚買ふ
しやぼん玉吹くさもやさしさうな風
悔い先に立たずひよつくりふきのたう
大夏野分岐に牛の塩くれ場
コスモスに立てばたやすく淑女かな
「旅人の木」に会ふ旅の温室に
日のおよぶ花にあらねど延齢草
静けさの極み木五倍子の花ざかり
諸葛菜折り合ふことば探さねば
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[みのわかおる(1941〜)「鴫」同人]
序:高橋道子
装丁:和兔
四六判上製カバー装
204頁
2023/11/30刊行
]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2800
2023-12-14T10:25:42+09:00
shop
-
田中俊尾句集『登富貴村』(とぶきむら)
https://furansudo.ocnk.net/product/3015
◆第二句集
朝顔の紺の深きは天に咲く
初めて馬醉木を購入して以来、自己流の句を投句してきたが一句も取り上げられることはなかった。私の作品が一句馬醉木に載ったのは、それから一年半後の昭和二十五年九月...
◆第二句集
朝顔の紺の深きは天に咲く
初めて馬醉木を購入して以来、自己流の句を投句してきたが一句も取り上げられることはなかった。私の作品が一句馬醉木に載ったのは、それから一年半後の昭和二十五年九月号だった。俳句に興味をもって七十年続けられたのも水原秋桜子先生始め歴代主宰、同人、同僚各位のお陰と心から感謝申し上げる次第です。
(あとがきより)
◆収録作品
朝百舌や妻と揃ひの旅支度
パパイヤの青き実に降る朝の雨
灯を入れて闇膨らます大ねぶた
打水や考の匂ひの日和下駄
白菜の日の温もりも漬け込みぬ
朝顔の紺の深きは天に咲く
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[たなかとしお(1927〜2017)]
附記:田中俊光
装丁:君嶋真理子
四六判上製カバー装
234頁
2023/11/11刊行]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2800
2023-12-12T09:41:36+09:00
shop
-
甲斐由起子句集『耳澄ます』(みみすます)
https://furansudo.ocnk.net/product/2876
◆第三句集
青葉木菟たましひの耳澄ますらむ
人間界と自然界とは目に見えないところで感応し合っている
(あとがきより)
◆自選十句
真紅の身裂いて団栗芽吹きけり
春ショール巻いて...
◆第三句集
青葉木菟たましひの耳澄ますらむ
人間界と自然界とは目に見えないところで感応し合っている
(あとがきより)
◆自選十句
真紅の身裂いて団栗芽吹きけり
春ショール巻いて時間の戻るなら
まぼろしの蹤きくる気配蛇苺
ささめくは木霊か星か涼新た
かなかなやしづかに時の醸さるる
はるかなる音に覚めたる白露かな
亡き母へ供へし桃を父に剥き
死者のほか恃むものなし寒昴
昏れぎはの雪嶺に瑠璃ただよへり
星空へまだ温かき熊吊るす
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[かいゆきこ(1964〜)「天為」同人]
装丁:君嶋真理子
四六判ペーパーバックスタイル
198頁
2022/07/22刊行
]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2700
2023-12-08T11:39:10+09:00
shop
-
【電子書籍あり】向瀬美音編『HAIKU Column Vol.6』
https://furansudo.ocnk.net/product/2724
電子書籍も販売中!→ Kindleはこちら
◆第6段!
私がHaiku Column を運営して4 年目になる。
毎日365 日休まずに運営してきた。その結果最近になって結論らしきも...
電子書籍も販売中!
→ Kindleはこちら
◆第6段!
私がHaiku Column を運営して4 年目になる。
毎日365 日休まずに運営してきた。その結果最近になって結論らしきものが見えてきた。
まず、最初に、Haiku Column は国際俳句交流の「一つ」のグループである。
初めは切れ、取り合わせに拘って、二行詩を提唱してきた。
そして、永田氏が七つのルールを提案した。
その結果、メンバーの間に、俳句は二つの部分からできている、と言うことが浸透し、そして七つのルールによって省略が効いてきた。
説明的な句がなくなってきた。具体的な物に語らせる、瞬間を切り取って詠むと言うことが浸透してきた。
次に大きな発見であるが、季語を紹介し始めてから、季語の欄が勢いづいてきた。
今現在、一つの季節に70 位季語を紹介しているが、季語の欄はどんどん秀句が貯まっていく。今回は歳時記、「春」 を出版したが、それぞれの季節に70 個季語を載せているので 今後、夏、秋、冬、新年を出す予定である。現在10000 以上の句が貯まっている。
一行目に季語、二行目に季語と良い距離感を持った季語とは別の言葉、また反対に、二行目に季語、一行目に季語と程よい距離を持った言葉というパターンを示してから、メンバーの俳句が日本の俳句に近くなってきた。シラブルも10 から15 の間で、そのまま日本の17 音俳句に訳すことが可能になってきた。
日本の俳人と交流するためにも、17 音に訳されたHAIKU は貴重なものだと思う。
今後できる限り、この方法でいきたいと思う。
私たちはここで有季定型グループとして進めていきたいと思う。
同じものを見て、同じように感動し、同じ気候の中で同じ感覚を持つことは、素晴らしいと思う。これこそ国際俳句交流の姿だと確信する。
(巻頭言より)
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[むこうせみね(1960〜)、「HAIKU Column」主宰」
装丁:和兔
A5判ペーパーバックスタイル
232頁
2020/12/01刊行
]]>
合同句集
ふらんす堂オンラインショップ
3000
2023-12-08T10:42:30+09:00
shop
-
【電子書籍あり】向瀬美音編集『国際俳句歳時記 冬・新年』(こくさいはいくさいじき ふゆ・しんねん)
https://furansudo.ocnk.net/product/2858
電子書籍も販売中!→ Kindleはこちら
◆世界21カ国の俳人による冬・新年の歳時記
21カ国から集結した俳人たちが織りなす季語の世界
ここ二年近いコロナ禍の日々にもめげず、この歳時記...
電子書籍も販売中!
→ Kindleはこちら
◆世界21カ国の俳人による冬・新年の歳時記
21カ国から集結した俳人たちが織りなす季語の世界
ここ二年近いコロナ禍の日々にもめげず、この歳時記を世に問うことを決めた向瀬美音に対し、感嘆の念を禁じ得ない。皆が疲弊した、行く先が見えず、心がささくれた。しかしながら、彼女は俳句を、そして季語を通して、たしかなる一冊をもってわれわれに十七音の存在を知らしめようとしている。
(序より・櫂未知子)
◆収録季語126語
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[むこうせみね]
装丁:和兔
四六判上製薄表紙カバー装
216頁
2022/05/20刊行 ]]>
歳時記
ふらんす堂オンラインショップ
2500
2023-12-08T10:42:19+09:00
shop
-
【電子書籍あり】向瀬美音句集『カシオペア』(かしおぺあ)
https://furansudo.ocnk.net/product/2925
電子書籍も販売中!→ Kindleはこちら
◆第二句集
香水を一滴をんな取り戻す
美音さんの句はかなり大胆な試みのもとにあることがわかる。
いままでの美音さんの句全体を見渡して...
電子書籍も販売中!
→ Kindleはこちら
◆第二句集
香水を一滴をんな取り戻す
美音さんの句はかなり大胆な試みのもとにあることがわかる。
いままでの美音さんの句全体を見渡してみると必ずしも試みが成功しているとは言えないものもあるのだが、そうした不成功を怖れないところが美音さんの特徴とも言える。
むしろ、ここからまた何か新しいものが生まれるのではないかという期待が生じてくるのである。
序より・大輪靖宏
◆自選十二句
連山を統べ大阿蘇の野火走る
この先は獣道かや山桜
荷風忌やソーヌゆつくり蛇行して
ときめきは晩年に来よ桃の花
国境は青き海なりつばくらめ
もう少しで星を摑めるハンモック
美しき刻を重ねて滴りぬ
あるがまま溺れてみたき芒かな
十六夜のしづかに潮の引きにけり
アサギマダラ色なき風に抗はず
家系図に一人加ふる春隣
初夢や手には届かぬ北極星
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[むこうせみね(1960〜)上智句会所属、「舞」会員、「群青」購読会員]
序:大輪靖宏
装丁:和兔
四六判上製カバー装
236頁
2022/12/24刊行
]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2800
2023-12-08T10:42:04+09:00
shop
-
【電子書籍あり】シリーズ自句自解1 ベスト100 『西村和子』(にしむらかずこ)
https://furansudo.ocnk.net/product/2150
電子書籍(AmazonKindle)での本の購入はこちらより→ Amazon kindle
◆必読入門書
俳句はこうして生まれる。
欲しかった一冊。
初句索引に加え、「私を育ててくれた...
電子書籍(AmazonKindle)での本の購入はこちらより
→ Amazon kindle
◆必読入門書
俳句はこうして生まれる。
欲しかった一冊。
初句索引に加え、「私を育ててくれた人々」を書きおろしています。
入門書としては必須アイテムのシリーズです。
次回配本:片山由美子
◆001
晩夏光もの言ふごとに言葉褪せ
昭和四十一年、大学入学と同時に「慶大俳句」に入会した。クラブ活動は短歌か俳句と心に決めていたが、当時短歌研究会はなかったので、おのずから俳句研究会へ導かれた。新入生歓迎会は明治神宮吟行。近くの喫茶店で生まれて初めて句会というものに参加した。現役よりOBの方が多い句会だったが、何句か先輩達の選に入った。それでやみつきになったが、やがて自分の言葉の貧しさにも気づかされた。
(『夏帽子』昭和四一年)
*
[にしむらかずこ(1948〜)「知音」代表]
装丁:和兎
四六判変形並製カバー装
2015/10/01刊行
220頁]]>
自句自解ベスト100シリーズ1
ふらんす堂オンラインショップ
1500
2023-12-08T10:35:15+09:00
shop
-
川崎展宏句集『冬』(ふゆ)
https://furansudo.ocnk.net/product/1002
[立ち読みする]
綿虫にあるかもしれぬ心かな
あらぬ方へ手毬のそれし地球かな
赤黄白まつすぐだからチューリップ
居並ぶや春の愁ひの大鎧
春宵一刻博多の太か月が出た
平成9年以降の作...
[立ち読みする]
綿虫にあるかもしれぬ心かな
あらぬ方へ手毬のそれし地球かな
赤黄白まつすぐだからチューリップ
居並ぶや春の愁ひの大鎧
春宵一刻博多の太か月が出た
平成9年以降の作を収めた、第6句集。]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2600
2023-12-06T10:26:08+09:00
shop
-
シリーズ自句自解II ベスト100 『和田悟朗』(わだごろう)
https://furansudo.ocnk.net/product/2152
◆必読入門書
既刊句集より自選ベスト100句に解説をつけた入門書。
代表句が網羅され、それがどのように生まれたか知ることができる魅力的な一書。
巻末に「私の作句法」という題で、ご自身の俳句作...
◆必読入門書
既刊句集より自選ベスト100句に解説をつけた入門書。
代表句が網羅され、それがどのように生まれたか知ることができる魅力的な一書。
巻末に「私の作句法」という題で、ご自身の俳句作法が、味わい深い文章で記されています。最後の書き下ろしの一書。
入門書としては必須アイテムのシリーズです。
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
*
[わだごろう(1923-2015)]
装丁:和兎
四六判変形並製カバー装
216頁
2015/10/10刊行]]>
自句自解ベスト100シリーズ2
ふらんす堂オンラインショップ
1500
2023-12-04T10:38:51+09:00
shop
-
南十二国句集『日々未来』(ひびみらい)
https://furansudo.ocnk.net/product/2991
◆第一句集
暖かし耳を模様と想ふとき
言葉は平明で難しいことは何も言っていない。けれども、俳句が初めて世界と出会ったような新鮮な瞬間が、それぞれの句に刻みつけられていると感じる。
序...
◆第一句集
暖かし耳を模様と想ふとき
言葉は平明で難しいことは何も言っていない。けれども、俳句が初めて世界と出会ったような新鮮な瞬間が、それぞれの句に刻みつけられていると感じる。
序より・小川軽舟
◆自選十句
たんぽぽに小さき虻ゐる頑張らう
ロボットも博士を愛し春の草
春光や「深つ!」と少女谿覗く
せはしなくあをいてがみを読むひばり
ふるさとの風若がへる田植かな
水たまりわつしやんと踏み割れば夏
集まつてだんだん蟻の力濃し
炎帝へギリシャより来し火を捧ぐ
人類を地球はゆるし鰯雲
木犀や恋のはじめの丁寧語
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[みなみじゅうにこく(1980〜)「鷹」同人]
序:小川軽舟
装画:ひめのダイヤ
装丁:和兔
四六判並製カバー装フレキシブルバック
190頁
2023/09/07刊行
]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2500
2023-11-28T09:07:47+09:00
shop
-
佐々本果歩詩集『ねむりおちるつぶ』(ねむりおちるつぶ)
https://furansudo.ocnk.net/product/3009
◆第二詩集
この詩集は、2014年頃から2020年頃に書いた作品の中から選んで一冊にまとめたものです。
すべて空想の中で作ったお話と詩です。
(あとがきより)
◆作品紹介
優しい魚の...
◆第二詩集
この詩集は、2014年頃から2020年頃に書いた作品の中から選んで一冊にまとめたものです。
すべて空想の中で作ったお話と詩です。
(あとがきより)
◆作品紹介
優しい魚の背をなでて 眠りにおちる 青い服を着て
寝返りはいつも 生まれた場所への角度を避けて
黒い蟻が空腹を抱え
赤い実は 雨に濡れて 海の中の夢を見る
優しいあなたの背を撫でて 眠りにおちる
浴槽のふちは、まるくまるくかたどられた
できるだけ優しく、育ててください
できるだけ優しく、産み落としてください
(「昨日の夢、今日の夢」より)
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[ささもとかぼ]
装丁:和兔
四六判ペーパーバックスタイル
114頁
2023/11/04刊行]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2200
2023-11-22T10:36:50+09:00
shop
-
左近葉子著『はいくのえほん』(はいくのえほん)
https://furansudo.ocnk.net/product/3011
◆俳句をつくろう!
寒い冬も暑い夏も何か楽しみを見付けてください。
それぞれの季節に季語になる言葉がたくさんあります。
好きな言葉は何ですか。
――俳句は季節の言葉『季語』を大切に...
◆俳句をつくろう!
寒い冬も暑い夏も何か楽しみを見付けてください。
それぞれの季節に季語になる言葉がたくさんあります。
好きな言葉は何ですか。
――俳句は季節の言葉『季語』を大切にします
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[さこんようこ]
俳句・俳画・文章:左近葉子
装丁・レイアウト:和兔
A4判変形上製カバー装
32頁
2023/11/04刊行]]>
その他
ふらんす堂オンラインショップ
1500
2023-11-22T10:36:29+09:00
shop
-
川森基次句集『隠喩さみしい』(いんゆさみしい)
https://furansudo.ocnk.net/product/3006
◆第一句集
豆炒つて食べるも自由鬼の春
川森基次さんはまさしく「意志の人」と思われてならない。いま、私たちの俳誌「遊牧」の主要句会の幹事役を担っているが、その仕事ぶりの緻密さはともかく、作...
◆第一句集
豆炒つて食べるも自由鬼の春
川森基次さんはまさしく「意志の人」と思われてならない。いま、私たちの俳誌「遊牧」の主要句会の幹事役を担っているが、その仕事ぶりの緻密さはともかく、作品に於いても首尾一貫して映像を重ねてゆく。掲句は掉尾の一句だが、「豆炒つて食べるも自由」はそのことを如実に表していると思われる。これからの展開を鶴首したい作家の一人ではある。
帯・塩野谷 仁
◆自選十二句
春の雨有精卵を祈りけり
命脈は波打ち際の桜貝
ヤポネシア密約の梅雨前線
溢るるや鮎とか愛とか身をよぢる
少年蟹忘れがたく泥の河
ふりかへる秋桜も無く鴎の死
秋は落日正気わづかに楕円
文楽めそめそと太夫炬燵欲し
無花果は隠喩さみしいマルコ伝
皮薄き男の矜持蜜柑剥く
何を聞かれても梟の銃眼
夢うつつ身は逆走の雪しまき
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[かわもりもとつぐ(1954〜)「遊牧」「門」同人]
帯・塩野谷 仁
序・鳥居真里子
装丁:君嶋真理子
四六判上製カバー装
188頁
2023/10/12刊行
]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2800
2023-11-22T10:36:06+09:00
shop
-
ふらんす堂友の会入会・更新手続き【クレジットカード決済専用】
https://furansudo.ocnk.net/product/2811
2023年11月21日より、価格を改訂しております。
2000円で決済されたい方は、一度お問い合わせ下さい。
問い合わせ先:03-3326-9061
ふらんす堂友の会の入会・更新手続きクレジ...
2023年11月21日より、価格を改訂しております。
2000円で決済されたい方は、一度お問い合わせ下さい。
問い合わせ先:03-3326-9061
ふらんす堂友の会の入会・更新手続きクレジットカード決済専用のページです。
●ご入会の際は、まず下記より入会申し込みを行って下さい。
見本誌などの資料の到着を待ってから本ページより決済を行って下さい。
友の会入会申し込み:http://furansudo.com/society
決済が済みましたら、会員証をお送り致します。
●更新・継続をご希望の方
数量1を選び、決済にお進み下さい。
備考欄に必ずご自身の会員番号と、友の会継続の旨を記載してください
(例「12345h 友の会継続」)
決済が確認でき次第新しい会員証をお送りします。
※ネットバンキングで更新手続きを希望される方は下記まで
通信欄または御名前記載の箇所に必ずご自身の会員番号と、友の会継続の旨、お名前を記載してください
(例:「12345hケイゾクヤマダタロウ」)
みずほ銀行 普通 1770004
名義:有限会社 ふらんす堂
更新費用:2000円
※いずれの場合も住所変更等がございます場合は必ずご連絡下さい(発送はDM便ですので転送されません)
]]>
その他
ふらんす堂オンラインショップ
2273
2023-11-21T13:38:04+09:00
shop
-
ふけとしこ句集『眠たい羊』(ねむたいひつじ)
https://furansudo.ocnk.net/product/2565
第16回日本詩歌句随筆評論大賞 俳句部門・特別受賞を受賞されました。おめでとうございます!
◆第五句集
この『眠たい羊』は『インコに肩を』から十年振りの句集となる。(あとがきより)
◆自選八...
第16回日本詩歌句随筆評論大賞 俳句部門・特別受賞を受賞されました。おめでとうございます!
◆第五句集
この『眠たい羊』は『インコに肩を』から十年振りの句集となる。(あとがきより)
◆自選八句
春の水とはこどもの手待つてゐる
木の囲む家の来し方春の月
消印の地をまだ知らず青葉騒
水光る腹を細めてくる蛭に
嘴で争うて二羽天高し
秋燕や大きくものを焚きし跡
雪の日を眠たい羊眠い山羊
梟を泊めて樹影の重くなる
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
*
[ふけとしこ(1946〜)「椋」「船団」会員「俳句新空間」参加「草を知る会」代表]
装丁:和兎
四六判仮フランス装カバー装
182頁
2019/7/7刊行]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2700
2023-11-15T10:58:19+09:00
shop
-
深見けん二句集『水影』(みずかげ)
https://furansudo.ocnk.net/product/21
[立ち読みする]
◆ 精選380句
人ゐても人ゐなくても赤とんぼ
「客観写生」とは何なのか。それはあるいは、対象に目を凝らすことによって、〈わたし〉を中心とする世界から、〈わたし〉を中心...
[立ち読みする]
◆ 精選380句
人ゐても人ゐなくても赤とんぼ
「客観写生」とは何なのか。それはあるいは、対象に目を凝らすことによって、〈わたし〉を中心とする世界から、〈わたし〉を中心としない世界へ、その地軸を正すことではないか。この句を読むたびに、新しい秋の空間が見える。
小島ゆかり(栞より)
この度の精選句集の刊行に当り、既刊六句集から三五〇句、その後を加えて三八〇句とした。 高浜虚子・山口青邨両師をはじめ、多くの方のおかげ、支えにより、今日に至った思いがいよいよ深い。
(あとがき)
*
[ふかみけんじ(1922〜)]
栞・小島ゆかり
装丁・君嶋真理子
A6判フランス装
84頁
2006.4.8刊行]]>
テーマ別句集シリーズ
ふらんす堂オンラインショップ
1200
2023-11-13T12:12:17+09:00
shop
-
長沼利惠子句集『自画像』(じがぞう)
https://furansudo.ocnk.net/product/3010
◆第二句集
やかなけり今も信じて薺打つ
詩型を信じることは己を信じることでもある。本書にはひと筋の道をひたすら歩みつづけてきた著者の確かな足跡が明らかにみえる。
藤本美和子
◆...
◆第二句集
やかなけり今も信じて薺打つ
詩型を信じることは己を信じることでもある。本書にはひと筋の道をひたすら歩みつづけてきた著者の確かな足跡が明らかにみえる。
藤本美和子
◆自選十五句
音のあるところ光りて冬泉
落葉松の直幹に春兆しけり
波消のなかの波音夏の月
蜂の子を食べて賢くなりにけり
丸ひとつ大きく描いて春を待つ
壊死の足上げて下ろして夜の長き
仰臥にも時流れけり旱星
まんばうを食ひ菜の花を食ひにけり
やかなけり今も信じて薺打つ
しやぼん玉消えたる空に飛ばしけり
薫風やキトラ古墳の天文図
息吸つて朧が胸に溜まりけり
自画像の少し若やぐ春隣
川越えて紅梅浄土歩きけり
夫に挿す白菊のまだ固蕾
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[ながぬまりえこ(1939〜)「泉」同人]
帯:藤本美和子
装丁:君嶋真理子
四六判上製カバー装
194頁
2023/11/4刊行]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
200
2023-11-09T10:50:17+09:00
shop
-
藤田るりこ句集『青葡萄』(あおぶどう)
https://furansudo.ocnk.net/product/2998
◆第一句集
トランクを食卓にして青葡萄
旅情を感じさせるとともに、作者が冒険的な旅を楽しんでいる様子が伝わってくる。
異文化ばかりでなく、音楽、文学、演劇など、さまざまな芸術に関心を寄せ...
◆第一句集
トランクを食卓にして青葡萄
旅情を感じさせるとともに、作者が冒険的な旅を楽しんでいる様子が伝わってくる。
異文化ばかりでなく、音楽、文学、演劇など、さまざまな芸術に関心を寄せてきた。それが、作者の作句の土壌になっている。
序より・藤田直子
◆自選十二句
シェイクスピア観て夏至の夜を言祝ぎぬ
秋高し河北の子らと楡植ゑて
長き夜の文芸論から組織論
秋の雨指が憶えてゐるショパン
辺境を旅する夢やハンモック
トランクを食卓にして青葡萄
海硝子(シーグラス)拾ふひるがほ閉づるまで
終はりとは始まりであり絵双六
ティンパニに頬寄す冬を告ぐる前
人類史に残らぬひと日ピクニック
近況報告虹の写真を送り合ひ
流星や己が書店を持つ夢も
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[ふじたるりこ(1974〜)「秋麗」同人]
序:藤田直子
跋:黒澤麻生子
装丁:君嶋真理子
四六判上製カバー装
204頁
2023/09/23刊行
]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2800
2023-11-09T10:49:47+09:00
shop
-
川原真理子句集『ひかり秘めたる』(ひかりひめたる)
https://furansudo.ocnk.net/product/3002
◆第一句集
花冷えの中有の傷のごとき月
ある種の才能のある人というのは、何処か過剰な処があるもの。この過剰さが、なりを潜めたとき、どういう立ち姿になるのかは今は一寸想像つかない。
帯...
◆第一句集
花冷えの中有の傷のごとき月
ある種の才能のある人というのは、何処か過剰な処があるもの。この過剰さが、なりを潜めたとき、どういう立ち姿になるのかは今は一寸想像つかない。
帯より・中原道夫
◆中原道夫選十句
惜しむべし春とをとこの愚かさを
くれなゐをはつかに抱けり蒸鰈
中身より見かけ大切蟇
蛤の鍋にかそけきかひやぐら
牡丹雪無為な言葉のやうに降る
水温む死者は洗濯物出さず
花冷えの中有の傷のごとき月
撃てるかと鹿に問はれてをりにけり
今朝の冬手強くなりしバタナイフ
枯蔓を引けば崩るる大伽藍
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[かわはらまりこ(1958〜)「銀化」同人]
序・装丁:中原道夫
装画:黒井健
四六判上製カバー装
194頁
2023/09/30刊行
]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2500
2023-11-09T10:49:19+09:00
shop
-
五島高資著『平畑静塔の百句』(ひらはたせいとうのひゃっく)
https://furansudo.ocnk.net/product/2996
◆百句シリーズ
大好評のシリーズに平畑静塔が登場!
名句が気軽によめる。
◆生命と俳句の同化を求めて
昭和三十七年四月、旧き盟友の三鬼が死去する。「京大俳句」からの縁で,静塔が沈鬱悲壮とす...
◆百句シリーズ
大好評のシリーズに平畑静塔が登場!
名句が気軽によめる。
◆生命と俳句の同化を求めて
昭和三十七年四月、旧き盟友の三鬼が死去する。「京大俳句」からの縁で,静塔が沈鬱悲壮とすれば、三鬼は自由闊達。互いに欠けたるところを補完し合うことのできる無二の俳友であり、公私にわたって親交が深かった。それだけに三鬼がいなくなった関西を離れるに吝かではなかったのだろう。
その年九月には、突如として栃木県宇都宮市に転居し、宇都宮病院に院長として赴任する。それを機に「天狼」編集長を辞任。北関東に残る縄文的風土に触発されて、いっそう句境が深まっていく。
前述したように「宇都宮定住がよかった。静塔は下野の風土と調和して野性を加えた。(『静塔・文之進 百物語』)と金子兜太が指摘した通りである。
(解説より)
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[ごとうたかとし(1968〜)「俳句スクエア」代表、「俳句大学」副学長、「豈」同人]
装丁:和兔
四六判変形並製カバー装
222頁
2023/09/15刊行]]>
名人百句シリーズ
ふらんす堂オンラインショップ
1500
2023-11-09T09:30:35+09:00
shop
-
福島せいぎ句集『箱廻し』(はこまわし)
https://furansudo.ocnk.net/product/3003
◆第十句集
箱廻し来るころ山に雪つもる
「明るく生き生きとした俳句づくりを目指して、俗に流れることなく、
作品の文芸性を確立したい。写実を通して品格ある抒情を追求したい」
(著者)
...
◆第十句集
箱廻し来るころ山に雪つもる
「明るく生き生きとした俳句づくりを目指して、俗に流れることなく、
作品の文芸性を確立したい。写実を通して品格ある抒情を追求したい」
(著者)
◆自選十句
竹夫人抱けばささくれをりしかな
新生姜ばりばり噛みてながらへる
玉垣に裸灯ひとつ飾売り
鰻食ふ元気に経を読むために
夏服の少女乗り込む島渡船
秋遍路杖新しく発ちにけり
泥喰うて恋のはじまるむつごらう
島の子の楽しみなくて泳ぐなり
旅人に酒をふるまふ浜節句
箱廻し来るころ山に雪つもる
*
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[ふくしませいぎ(1938〜)「なると」主宰]
装丁:君嶋真理子
四六判上製カバー装
178頁
2023/09/30刊行
]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2800
2023-11-02T11:55:15+09:00
shop
-
梶原美邦句集『旹の跡』(ときのあと)
https://furansudo.ocnk.net/product/2994
◆第三句集
とりどりの時間が落ちてゐる椿
私の詩に登場する全てのものたちの光陰の模様という意を込めて「旹の跡」という名に致しました。(著者)
◆自選十五句
種袋振ると日和の音ばかり...
◆第三句集
とりどりの時間が落ちてゐる椿
私の詩に登場する全てのものたちの光陰の模様という意を込めて「旹の跡」という名に致しました。(著者)
◆自選十五句
種袋振ると日和の音ばかり
虫はみな自分の闇を鳴らしをり
舞ひ上がる音丹頂となれる穹
土の香の春意あつめてゐる箒
想ひ出が菊の中から香りをり
切干の風の模様となる筵
とりどりの時間が落ちてゐる椿
人間のほかは曇りの海開き
体内の水澄むこゑを発したり
一村の灯が初空のいろとなる
初蚊打つ掌にぺちやんこのこゑの跡
ががんぼの名刺片足置いてゆく
トンネルの秋思吐きだす電車くる
夕去りて鳴ける氷柱の番縄
おにぎりの転がりたがるあたたかさ
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[かじわらよしくに(1944〜)「青芝」主宰]
装丁:和兔
四六判上製カバー装
242頁
2023/09/10刊行
]]>
令和俳句叢書
ふらんす堂オンラインショップ
2800
2023-11-02T11:48:34+09:00
shop
-
西川栄子句集『夜の蒼空』(よるのあおぞら)
https://furansudo.ocnk.net/product/2909
◆第一句集
バナナに斑夜の厨に倦みてをり
作品から知る彼女の着実な資質、実生活に対する真摯な姿、さらに加えてよく笑う人、色白の無邪気な笑顔がなんともチャーミングなのです。
(序より・佐久間慧子)...
◆第一句集
バナナに斑夜の厨に倦みてをり
作品から知る彼女の着実な資質、実生活に対する真摯な姿、さらに加えてよく笑う人、色白の無邪気な笑顔がなんともチャーミングなのです。
(序より・佐久間慧子)
◆作品紹介
抜け道の出会ひ頭の桜かな
小さき蜘蛛小さき蜘蛛の囲美しく
洗車機のトンネル抜けて小春かな
夏蝶のぐんぐん天に挑むごと
いつとなく親しきものに夜の蜘蛛
侘助やいつものお茶を淹れて待つ
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[にしかわえいこ(1967〜)「葡萄棚」特別同人]
序:佐久間慧子
装丁:君嶋真理子
四六判並製カバー装グラシン巻き
184頁
2022/11/01刊行
]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2600
2023-10-27T10:36:52+09:00
shop
-
岡田眞利子句集『能管』(のうかん)
https://furansudo.ocnk.net/product/2999
◆第一句集
フリージア朝の光の真つ直ぐに
岡田さんの作品には光を詠み込んだものや、明るいイメージのものが多い。無意識のうちにそうしたものへの希求があるに違いない。それが作風にもなっている。...
◆第一句集
フリージア朝の光の真つ直ぐに
岡田さんの作品には光を詠み込んだものや、明るいイメージのものが多い。無意識のうちにそうしたものへの希求があるに違いない。それが作風にもなっている。
序より・片山由美子
◆片山由美子抄出十句
寒禽の光こぼしてひるがへる
月光に身を震はせて蝉生る
待春や嘴を合はせて籠の鳥
末黒野に新しき闇来てゐたる
敷けばすぐ花びらの乗り花筵
星すでに打ち揃ひたる踊かな
フリージア朝の光の真つ直ぐに
能管の雲を払へる良夜かな
影を濃く淡く秋草揺れ交はし
しぐるるや懐紙にくづれ黄身しぐれ
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[おかだまりこ(1948〜)「香雨」同人]
鑑賞三句:鷹羽狩行
序:片山由美子
装丁:君嶋真理子
四六判上製カバー装
216頁
2023/09/30刊行
]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2800
2023-10-26T10:01:26+09:00
shop
-
山田航歌集『さよならバグ・チルドレン』(さよならばぐちるどれん)
https://furansudo.ocnk.net/product/1834
[立ち読みする]
第27回北海道新聞短歌賞を受賞しました!
第57回現代歌人協会賞を受賞しました!
◆第一歌集
風に夜に都市に光に怯えてる僕の背中を登りゆく蟻
「風」「夜」「...
[立ち読みする]
第27回北海道新聞短歌賞を受賞しました!
第57回現代歌人協会賞を受賞しました!
◆第一歌集
風に夜に都市に光に怯えてる僕の背中を登りゆく蟻
「風」「夜」「都市」「光」、つまり「僕」は自然と人工からなる世界の全てに「怯えてる」ことになる。だが、その「背中」の絶壁を登りゆく小さな「蟻」は、怖れという機能をもたない勇気の塊なのだ。
(帯より:穂村弘)
◆自選十首より
うろこ雲いろづくまでを見届けて私服の君を改札で待つ
麦揺れて風はからだをもたざれど鳥類であることをみとめる
掌のうへに熟れざる林檎投げ上げてまた掌にもどす木漏れ日のなか
放課後の窓の茜の中にゐてとろいめらいとまどろむきみは
りすんみい 齧りついたきりそのままの青林檎まだきらきらの歯型
さみしいときみは言はない誰のことも揺れるあざみとしか見てゐない
鉄道で自殺するにも改札を通る切符の代金は要る
たぶん親の収入超せない僕たちがペットボトルを補充してゆく
放たれし鳥たちよわが手を離れ一点のあるがごとき静夜へ
送電線の向うの雲がちぎれたら適度な距離ではじめよう、また
*
[やまだわたる(1983〜)「かばん」所属]
帯・解説:穂村弘
装丁:君嶋真理子
四六判並製カバー装
134頁
2012.08.17刊行]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2200
2023-10-20T10:24:17+09:00
shop
-
橋本和彦詩集『魂の物差し 1998〜2022』(たましいのものさし)
https://furansudo.ocnk.net/product/3007
◆第三詩集
棒は原初的な道具である
恐らくは、われわれの祖先が
敵や獲物を打ち据えるために
木の枝か何かを手にしたことが
棒という道具の始まりだろう
棒はその単純さゆえに多用され
...
◆第三詩集
棒は原初的な道具である
恐らくは、われわれの祖先が
敵や獲物を打ち据えるために
木の枝か何かを手にしたことが
棒という道具の始まりだろう
棒はその単純さゆえに多用され
打ったり叩いたりする以外にも
手の届かない場所を探ったり
傾く何かの支えとして
絶えず暮らしの場に置かれてきた
しかし棒は突然、見るも無残なさまで
バギリと折れてしまうことがある
この世界はある瞬間
非常にバランスを欠くことがあって
一時的に膨大な負荷が
一本の棒にかかってしまうのだ
また、見た目には堅固であっても
棒にはその実、愚直で脆い側面がある
ここにある一本の棒
それは私たちの祖先が手にしたままの姿で
確かに今も存在している
しかし、棒はもはや
日々組み替えられていく世界の中で
その居場所を失いかけている
棒に触れると
遠い岸辺にある小石のように
冷たい
(――「棒」より)
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[はしもとかずひこ(1964〜)]
装丁:君嶋真理子
A5判ペーパーバックスタイル
142頁
2023/09/30刊行]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2500
2023-10-19T10:41:44+09:00
shop
-
左官屋宇兵衛句集『イタリー銃』(いたりーじゅう)
https://furansudo.ocnk.net/product/2990
●第一句集
彫金入りイタリー銃を磨く春
「彫金入り」とあるから、みごとな装飾のある高価な銃だろう。だからといって、単なる飾りではあるまい。春という季節、すでに猟期を終えている。多くの鳥獣を得させて...
●第一句集
彫金入りイタリー銃を磨く春
「彫金入り」とあるから、みごとな装飾のある高価な銃だろう。だからといって、単なる飾りではあるまい。春という季節、すでに猟期を終えている。多くの鳥獣を得させてくれた感謝と次の猟期でも同じような恵みをもたらしてくれることを願いつつ、銃を磨いているのだ。
(序・小澤實)
●小澤實十五句選
角切りの鹿鎮めたり柄杓の水
ステンレス棒鋼が箸冷麺屋
樟脳船ビニールプール二周に尽く
新酒フェスタに百余の新酒十試す
短艇に拾ふデコイと撃ちし鴨
鴨二羽を射貫きぬ五ミリ弾ひとつ
野兎の耳は褒美ぞ犬にやる
引き金引く指先のなき手套嵌め
手長蝦短筒捕りや米糠入れ
羆撃ち抜きたる臼歯届出でぬ
熊の糞径に渦巻く跨ぎ越す
巨躯の鹿ウィンチに牽く顎に鉤
ナイフの柄鹿角製ぞ鹿皮剥ぐ
雪代岩魚釣れて刺身ぞ塩に食ふ
彫金入りイタリー銃を磨く春
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[さかんやうへえ(1950〜)「澤」同人]
序:小澤實
装丁:山口信博+玉井一平
四六判上製カバー装
190頁
2023/09/18刊行]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2800
2023-10-19T10:40:46+09:00
shop
-
宮本素子句集『ミニシアター』
https://furansudo.ocnk.net/product/2997
◆第一句集
つなぎし手離れて春を惜しみけり
この句集を読む楽しみは、ミニシアターに通う楽しみに似ている。映像と音響とストーリーの迫力で観客を圧倒する大作より、観客の生き方にそっと寄り添うよ...
◆第一句集
つなぎし手離れて春を惜しみけり
この句集を読む楽しみは、ミニシアターに通う楽しみに似ている。映像と音響とストーリーの迫力で観客を圧倒する大作より、観客の生き方にそっと寄り添うような佳品を揃えてファンを迎える。ミニシアターを出る客は、いつもと変わらない世界がいつもより親しみを増して見えることに気づくのである。
序より ・ 小川軽舟
◆自選十句
次に来る波は大波多佳子の忌
スケボーが風の尖端五月来る
ハンガーを滑るブラウス神の留守
二次会に行く輪行かぬ輪冬の月
火蛾舞ふやボクサー打たれても前へ
春虹のほとりに傘を忘れけり
秋扇バブル時代を懐かしむ
短夜のジャンクフードに指汚す
秋の夜のミニシアターのロビーかな
水草生ふ教室ごとに時間割
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[みやもともとこ(1964〜)「鷹」同人]
序:小川軽舟
装丁:和兔
四六判ペーパーバックスタイル
188頁
2023/09/30刊行]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2500
2023-10-19T10:40:14+09:00
shop
-
仲寒蟬句集『全山落葉』(ぜんざんらくよう)
https://furansudo.ocnk.net/product/2978
◆第三句集
たんぽぽをたどればローマまで行ける
生きる支えとしての俳句の有難さ、人間社会に対する判精神としての俳句の役割をあらためて実感する毎日であった。
◆自選十五句
祭いま角を海へ...
◆第三句集
たんぽぽをたどればローマまで行ける
生きる支えとしての俳句の有難さ、人間社会に対する判精神としての俳句の役割をあらためて実感する毎日であった。
◆自選十五句
祭いま角を海へと曲がりけり
校庭に巨大×卒業す
朝顔育て宇宙飛行士志望
国家からすこし離れて葱坊主
峰雲の中に峰ある昏さかな
どこにでもゐる小林と野焼見に
日本に醤油ありけり冷奴
野分雲神の垂れ目がのぞきけり
この町に暗室いくつつばくらめ
ただ風に吹かるるための夏帽子
どの扉開けてもそこが春の牧
花曇とは文房具屋のにほひ
わが去りし席が消毒され西日
万緑の真中クリムトの「接吻」
瓢箪にくびれ作りし神を信ず
*
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
[なかんせん「牧」「平」代表、「群青」同人]
栞:櫂未知子
装丁:君嶋真理子
四六判フランス装
210頁
2023/07/20刊行
]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2800
2023-10-17T11:45:29+09:00
shop
-
岸本尚毅句集『雲は友』(くもはとも)
https://furansudo.ocnk.net/product/2882
◆第六句集
風は歌雲は友なる墓洗ふ
還暦を過ぎた。遠からず「高齢者」となる。
「老人」という言葉がある。何となく突き放したような感じがする。そのため、これまではその言葉を避けてきた。
今回の句...
◆第六句集
風は歌雲は友なる墓洗ふ
還暦を過ぎた。遠からず「高齢者」となる。
「老人」という言葉がある。何となく突き放したような感じがする。そのため、これまではその言葉を避けてきた。
今回の句集では、自分が老人に近づいたので、いくばくかの親しみを込めて「老人」という言葉を使ってみた。
(あとがきより)
◆内容紹介
芋の葉や見れば名残の雲の峰
絵の如き雲に冬来る思ひあり
胴体のやうに雲伸び日短
雲白し簾の上のその隙間
風は歌雲は友なる墓洗ふ
野分雲夕焼映しつつ北へ
木の上に雲現れし良夜かな
冬の雲何かの如く浮かびをり
髭胸毛ゆたかに達磨冬の雲
つかみたる霊芝の硬さ冬の雲
埼玉は草餅うまし雲白し
夜の花のその枝長し雲に沿ふ
明易や雲の一つに乗りて死者
月ほどに明るき雲やけふの月
秋の雲子供の上を行く途中
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[きしもとなおき(1961〜)「天為」「秀」同人]
装丁:和兔
四六判並製カバー装
170頁
2022/08/08刊行
]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2500
2023-10-16T10:33:57+09:00
shop
-
大坂友文著『蜜蜂物語』(みつばちものがたり)
https://furansudo.ocnk.net/product/2105
◆新しい世代に届けたい
夫の三十三回忌を終えて、長年心にかかっていました夫の書き残しました三つの短編をまとめて一冊にし刊行いたしました。いつも身近にコクヨの小型の原稿用紙があったことは知っていました...
◆新しい世代に届けたい
夫の三十三回忌を終えて、長年心にかかっていました夫の書き残しました三つの短編をまとめて一冊にし刊行いたしました。いつも身近にコクヨの小型の原稿用紙があったことは知っていました。この三編は何れも「河北新報」の文芸欄に応募して入選したものであり、選者の舟橋聖一氏によって選ばれたものです。
(あとがきに代えて・大坂黎子)
◆目次
帰路難路
蜜蜂物語
why? why? why?
河北文芸の作家たち 「why? why? why?」の大坂友文氏
*
[おおさかともふみ(1924-1982)]
あとがきに代えて:大坂黎子
装丁:和兎
四六判ペーパーバックスタイル
54頁
2015/03/30刊行]]>
私家版
ふらんす堂オンラインショップ
2023-10-06T10:42:56+09:00
shop
-
三浦百合子句集『楼蘭の砂』(ろうらんのすな)
https://furansudo.ocnk.net/product/1787
◆第一句集
初夢や楼蘭の砂掌にこぼす
師事十五年で藤田湘子は亡くなった。しかし、それからの三浦さんの作品は、湘子への思慕を強めながら、かえって自在さを増したようだ。表題作としたこの句は、師の〈黄沙...
◆第一句集
初夢や楼蘭の砂掌にこぼす
師事十五年で藤田湘子は亡くなった。しかし、それからの三浦さんの作品は、湘子への思慕を強めながら、かえって自在さを増したようだ。表題作としたこの句は、師の〈黄沙いまかの楼蘭を発つらんか〉に唱和して、師の喪が明けた新春の再出発を言祝ぐように生まれた。師弟の心が一つになって、想像力を羽ばたかせたのだ。
(序より:小川軽舟)
◆小川軽舟抄出
地駄曳きの馬三頭や春の山
戸を外し次郎左衛門雛飾る
霙るるや黒猫のゐる千代紙屋
秋蝶の風に抗ふ早瀬かな
浮草を水に見しのみ光秀忌
初夢や楼蘭の砂掌にこぼす
さくらさくら忽と女でありしかな
みちのくの青山中やかたつむり
トラックに新藁の嵩岩手山
野火はしる白河の関まだ見えず
*
[みうらゆりこ(1930〜)「鷹」同人]
序:小川軽舟
装丁:和兎
四六判上製カバー装
178頁
2012.01.17刊行]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2476
2023-10-06T10:37:25+09:00
shop
-
浅井敏子句集『秦野』(はだの)
https://furansudo.ocnk.net/product/3001
◆第二句集
寒玉子ふれあひながら光りつつ
作者の人間性が善良な光を持てば、その俳句作品も、善良な光を放つのである。
浅井敏子俳句は、まさにその善良なあたたかい光をじんわりと湛えている。
...
◆第二句集
寒玉子ふれあひながら光りつつ
作者の人間性が善良な光を持てば、その俳句作品も、善良な光を放つのである。
浅井敏子俳句は、まさにその善良なあたたかい光をじんわりと湛えている。
(序に代えて・名取里美)
◆自選十句
梅咲いてましろき封筒届きけり
燕来る電車の見ゆる保育園
空つぽの檻にたんぽぽ咲きにけり
春雨やロールキャベツを先生に
庭の土背負ひ初蝉歩き出す
娘に会ひに父親のサングラス
四十雀子育て上手となりにけり
手袋を脱ぎて手をふる三つの子
冬うらら駅いつぱいに小学生
寒玉子ふれあひながら光りつつ
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
ご本の紹介
→ (ふらんす堂「編集日記」)
[あさいとしこ(1937〜)]
序に代えて:名取里美
装丁:和兔
四六判並製小口折り装
148頁
2023/10/10刊行
]]>
単行本
ふらんす堂オンラインショップ
2600
2023-10-05T10:46:25+09:00
shop
-
野見山朱鳥句集『朱』(しゅ)
https://furansudo.ocnk.net/product/25
[立ち読みする]
◆ふらんす堂文庫
代表作を網羅し精選350句を収録。
野見山ひふみ編・大峯あきら解説
多くの読者を魅了してやまぬ飛鳥作品がハンディな文庫本に!<曼珠沙華散るや赤きに耐...
[立ち読みする]
◆ふらんす堂文庫
代表作を網羅し精選350句を収録。
野見山ひふみ編・大峯あきら解説
多くの読者を魅了してやまぬ飛鳥作品がハンディな文庫本に!<曼珠沙華散るや赤きに耐へかねて>
◆収録作品より
林檎描く絵具惨憺盛り上り
炎天に恋ひ焦れゆくいのちかな
蝌蚪に打つ小石天変地異となる
春月に山羊の白妙産れけり
運慶の仁王の舌の如く咳く
火を投げし如くに雲や朴の花
なほ続く病床流転天の川
天高く地に菊咲けり結婚す
いちまいの皮の包める熟柿かな
曼珠沙華散るや赤きに耐へかねて
Amazonでの本の購入はこちらより
→ Amazon
*
[のみやまあすか(1917〜1970)]
編集:野見山ひふみ
解説:大峯あきら
栞:結城昌治
装丁:千葉皓史
A6判フランス装
80頁
1992.07.25刊行]]>
精選句集シリーズ
ふらんす堂オンラインショップ
1000
2023-10-03T12:13:43+09:00
shop