出版社ふらんす堂の句集・歌集・詩集などを扱うオンラインショップです。


ホーム百句シリーズ > 名人百句シリーズ岸本尚毅著『山口青邨の百句』(やまぐちせいそんのひゃっく)
書籍詳細

岸本尚毅著『山口青邨の百句』(やまぐちせいそんのひゃっく)[9784781411491]

販売価格: 1,500円 (税別)
[在庫あり]
数量:
◆文体の多用さ、自在さ

紙燭の燄天に向ひて梅白し

梅の花の頃の冷たい夜気が感じられる。静謐な感じの句だ。「紙燭の燄天に向ひて」と「梅白し」は発想的には二句一章だが、句形は上五から下五まで一気呵成の印象がある。青邨の句は時として素っ気なく、それがまた潔い。
(本文より)


◆青邨の作風について山本健吉は「秋桜子・誓子ほど野心的な表現意欲もなく、新風を樹立するにも至らなかったが、どこか余技的な余裕があり、平明で、淡白な中に心がこもり、明るく健康で教養人的であるのが、彼ら(青邨と風生 引用者注)を『ホトトギス』の主流に位置せしめているのである。両者を比較すれば、風生のほうが俳句的ひねり0 0 0 が利いており、軽妙瀟洒繊細なのに対して、青邨は単純で一本調子で質実で感情の襞がおおまかである。風生が女性的なのに対して、青邨は男性的である。だが両者とも一種の近代的感覚を身につけ、社会人的・紳士的洗練を句の上に漂わせていることにおいて、古い俳諧者流と区別される」(『現代俳句』)と評した。「「単純で一本調子」と山本健吉は言うが、私は必ずしもそうは思わない。最晩年の句まで通読して強く感じるのは、むしろその文体の多様さ、自在さである。
(「青邨の句の文体について」)



Amazonでの本の購入はこちらより
Amazon



*

[やまぐちせいそん]
[きしもとなおき(1961〜)「天為」「秀」同人]
装丁:和兎
初句索引付
四六判変形ソフトカバー装
220頁
2019/2/14刊行
【注】ふらんす堂友の会の方以外の注文は 先払い となっております
カード決済・ネットバンキング決済以外のお客様は、注文確定メールに払込先が記載してありますので、そちらからお振込みください。
払込が確認でき次第順次発送いたします。書籍代と送料の他に別途振込手数料がかかります。
予約の商品などを購入される場合、在庫のあるものと一緒に購入されますと、送料一律の関係から、発送は予約商品発売後になります。
  Powered by おちゃのこネット
ホームページ作成とショッピングカート付きネットショップ開業サービス