出版社ふらんす堂の句集・歌集・詩集などを扱うオンラインショップです。
■百首シリーズ■
最新刊
1700円(税抜)


『岡井隆の百首』



『与謝野晶子の百首』



『落合直文の百首』



『山崎方代の百首』



『寺山修司の百首』



『森鴎外の百首』




■現代俳句文庫■
最新刊
1200円(税抜)


『金子敦句集』




■大阪俳人シリーズ■
最新刊
1200円(税抜)


『四明句集』




ホーム句集 > 単行本李寅誠句集『父の俳句』
書籍詳細

李寅誠句集『父の俳句』[9784894029101]

販売価格: 2,000円(税別)
(税込: 2,200円)
[【在庫切れ】]
[立ち読みする]

◆ 第一句集
李博士から届いた最後の手紙は、平成十四年八月十三日付のものである。そこには、句集の訂正と、今も句作する至福の時間を楽しんでいる、という内容が書かれてあった。その四日後、博士は心臓病のために急逝された。私は、博士が院長を勤める安東市の病院から訃報を受けとって、暫く信じられず、茫然としていた。(略)博士は生前、句集がアメリカ在住の令息や令嬢、友人たち、そして多くの日本の俳人たちに読まれることを願っていた。この度の句集上梓がその願いに叶い、博士の御霊を少しでも鎮めることができるなら幸いである。(鈴木貞雄「付記」より)


紅の翳かすかに揺らぐ深雪かな
ゆく雲のかげりに映ゆる花菜かな
末黒野の紫紺の空に三日の月
雪の香にいよよ緑の松葉かな
春雪の止みて樹幹の色黒く
手当れば温もり伝ふ冬木かな
万緑や抱かれし嬰ややの夢に笑み
白鳩の背すぢに澄める秋気かな
声もなく紅葉に佇てる一日かな
秋灯新書披けば薫りけり

「若葉」誌友 (1926〜)
定価 本体2000円+税=2100円
序文・鈴木貞雄
装丁・君嶋真理子
A5判ペーパーバックスタイル
252頁 2007.04.15刊行
【注】ふらんす堂友の会の方以外の注文は 先払い となっております
カード決済・ネットバンキング決済以外のお客様は、注文確定メールに払込先が記載してありますので、そちらからお振込みください。
払込が確認でき次第順次発送いたします。書籍代と送料の他に別途振込手数料がかかります。
予約の商品などを購入される場合、在庫のあるものと一緒に購入されますと、送料一律の関係から、発送は予約商品発売後になります。
インボイス制度の適格請求書が必要な方は備考にその旨をご記載ください。