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ホーム句集 > 単行本川名つるの句集『花時計』(はなどけい)
書籍詳細

川名つるの句集『花時計』(はなどけい)[9784781406169]

販売価格: 2,476円(税別)
(税込: 2,724円)
[【在庫切れ】]
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◆第一句集
川名さんの父はかつて「鷹」の俳人だった石渡桃里。六十四歳で惜しまれつつ亡くなった。川名さんは父と俳句の話を一度もしなかったことを悔みつつ、父の享年になって俳句を始めた。
「お前もこんな句が作れるようになったか」、天上で莞爾とされる父の声が聞こえてきそうな句集である。
(帯より 小川軽舟)

◆小川軽舟抄出十句
ゑのころに触るる長針花時計
朝曇潮の香重しうつたうし
春隣夫の机を貰ひけり
いつしんに燐寸擦る夢台風来
シリウスの傾く夕野わが昭和
ちちははの墓へ近道桃の花
明日壊す家の戸締り百日紅
ひぐらしや握りかへせぬ手の温み
しぐるるや父の句集の函表紙
一湾の灯火列く余寒かな



[かわな・つるの (1938〜)「鷹」会員]
序・帯文:小川軽舟
装丁:君嶋真理子
四六判上製カバー装
148頁
2013.10.31刊行
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