出版社ふらんす堂の句集・歌集・詩集などを扱うオンラインショップです。
■百首シリーズ■
最新刊
1700円(税抜)


『岡井隆の百首』



『与謝野晶子の百首』



『落合直文の百首』



『山崎方代の百首』



『寺山修司の百首』



『森鴎外の百首』




■現代俳句文庫■
最新刊
1200円(税抜)


『金子敦句集』




■大阪俳人シリーズ■
最新刊
1200円(税抜)


『四明句集』




ホーム句集 > 単行本飯野定子句集『沖雲』(おきぐも)
書籍詳細

飯野定子句集『沖雲』(おきぐも)[9784894025066]

販売価格: 2,400円(税別)
(税込: 2,640円)
[【在庫切れ】]
[立ち読みする]

◆ 著者第二句集
第一句集『水煙』に対して「『われ』の『いま』を詠う確かな技術。揺ぎない感性」と評言された五千石師。第二句集『沖雲』の近詠では、師より高い評価を得た「技術・感性」に更なる深化と拡幅が生まれたようである。
また古稀を迎えて「齡寂び」の情趣も加わり、今後益々楽しみである。
平沢陽子(跋文より)

<束の間に沖雲育つ海開> 「あとがき」にもあるように「自分も自然の一部です。自然を表現することは自分を表現する事……」まさに言い得て確か。句の世界を照らす自然の光とふかく交わる事こそ、定子俳句の、ふっくらとした内容の自然諷詠が成り立つものと思われる。
自然を抒情することは、自分が自然への存在を果たすという事になるのであろう。
「束の間に沖雲育つ海開」の句は、本句集の題名になった句であるが、「海開」の情景が「沖雲」との遠い関係と相俟って、自らへの願望と重なっている。
三田きえ子(帯文より)


     源流の岩滴りにはじまれり
     鎮魂のごとき山辺の夕焚火
     天も地も彩をうしなふ流氷期
     お気が済むまでの無心の日向ぼこ
     折々のうた折々の桜かな
     清流の一にも二にも山葵沢
     野に出でて日永の天を頂きぬ

序句/帯文・三田きえ子 跋文・平沢陽子
装丁・君嶋真理子 四六判上製カバー装 204頁

●著者略歴
昭和7年東京都品川生れ。昭和58年「畦」入会。上田五千石に師事。平成10年「かなえ」入会。本宮鼎三に師事。平成12年誌名が「萌」と改められ、引継いだ三田きえ子主宰に師事して現在に至る。平成9年第1回毎日俳句賞大賞受賞。平成11年第1回かなえ賞受賞。「萌」同人。俳人協会会員
【注】ふらんす堂友の会の方以外の注文は 先払い となっております
カード決済・ネットバンキング決済以外のお客様は、注文確定メールに払込先が記載してありますので、そちらからお振込みください。
払込が確認でき次第順次発送いたします。書籍代と送料の他に別途振込手数料がかかります。
予約の商品などを購入される場合、在庫のあるものと一緒に購入されますと、送料一律の関係から、発送は予約商品発売後になります。
インボイス制度の適格請求書が必要な方は備考にその旨をご記載ください。